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更新日:2018年4月1日
木曽地域振興局
信州の伝統野菜にも認定されている木曽地域の赤かぶはすんきや甘酢漬け等に加工され、地域の食文化と密接に結びついて栽培が行われています。
ところが近年、採種株の腐敗や形質の乱れ等が生じるようになり、種が思うように確保できていないなどの問題が発生しています。そこで、木曽赤かぶネット、木曽農業改良普及センター、木曽地域振興局農政課では木曽地域全体の採種技術の向上を目指すため本講習会を開催しました。
当日は木曽町三岳地区で栽培されている「三岳黒瀬かぶの採種方法」を事例発表し、信州大学、長野県野菜花き試験場の2名の講師から「伝統野菜の価値と形質保持の重要性」「アブラナ科野菜の採種方法と種子保存方法」について講演をいただきました。時には、「伝統野菜を栽培している農家は無形文化財である。品種を作るには非常に多くの時間と費用がかかる。それを実施している木曽の農家は誇りを持ってほしい。」と激励も受けました。
講習会に出席した農家からは、「自分と採種の仕方が違う」など自己技術を見直す機会にもなり、意見交換では積極的に質問が投げかけられ、非常に有意義な講習会となりました。
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