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更新日:2024年5月10日
農業試験場
農業試験場作物部・育種部の小麦畑はこれからの時期、巨大な防鳥網で覆われます。
小麦畑を覆う防鳥網
一般的に小麦は大麦とは異なり、芒(のげ)が短いためこのような防鳥網を張らないと野鳥の食害を大きく受けてしまいます。ほ場の面積に合わせて茎が伸び始めた小麦を傷めないように大人数で慎重に網はりを行います。
大麦、小麦の穂の様子
写真左:大麦、右:小麦、赤く囲んだ部分が芒(のげ)
また、春先に穂数を増加させたり、実の充実を良くさせるために穂肥を施肥します。収穫時期により早生、中生、晩生と区分し、それぞれに合わせて適切なタイミングで施肥を行います。また、パン用途に使用される硬質小麦ではタンパク質含有量を確保するために実肥も行っています。
小麦畑で穂肥を施肥している様子
正確な生育、収量データを取得するためには試験区ごとに正確に散布する必要があるため、手播きで追肥を行います。
収穫に向けてほ場の管理やデータの取得に努めています。
担当:育種部
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