ここから本文です。
更新日:2024年2月5日
農業試験場
農業用ドローンは、産業用無人ヘリコプター等の従来の散布機と比べて機体が安価で、農薬を比較的簡単に早く散布できます。しかし、ドローンを使った散布は、高濃度少量散布なため、散布ムラを生じる危険があります。散布ムラとなると、農薬のかからなかったところから、病気や害虫の発生が心配されます。そこで、農作物への農薬の付着状況と病気や害虫の発生状況を調べて有効な散布方法を検討しています。
農業用ドローン:本機は10Lの農薬が積載可能です。高濃度少量散布では、10a当りの散布量が、1L以下の場合もあります。
ドローンを飛行させる前には、あらかじめ飛行計画を立て、機体を点検します。
周囲の安全を確認し、十分な距離をとって離陸させます。
感水紙:薬液が付着した所が黄色から青色に変わります
感水紙を畑や水田に設置して、農薬の散布状況を確認します。病気や害虫の発生状況と感水紙の付着状況を調査し、より良い散布方法を見つけます。
ドローンは、農薬散布以外にも、肥料の施用や種もみの播種など、いろいろな農作業で使える可能性があり、今後の技術開発と普及が期待されています。
担当:環境部
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください