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更新日:2024年8月23日
農業試験場
農業試験場では、工業技術総合センターと連携して、長野県産の日本酒の品質向上に取り組んでいます。
今回は、今年度新たに試験場が開発した酒米を使ったお酒について、消費者を交えた評価の取り組みと、試験研究機関との連携による評価の取り組みについて紹介します。
(1)消費者を交えたお酒の評価の取組み
6月19日に銀座NAGANOにおいて日本酒講座が開催され、農業試験場が開発した酒米「信交酒555号(やまみずき)」と「信交酒557号(夢見錦)」を使って、県内の4つの酒蔵が醸造した5種類のお酒を21名の受講生に飲み比べしていただきました。
受講生からは、「野沢菜に合う」、「個性があって魅力的」、「将来性が高い」など高い評価が得られました。
提供された日本酒
日本酒講座の様子
おつまみを食べながらの飲み比べ
(2)県試験研究機関の連携による評価
また、6月26日(水)には長野市の工業技術総合センター食品バイオ部において、令和5年産の「信交酒555号(やまみずき)」と「信交酒557号(夢見錦)」を使って醸造したお酒と、県オリジナル品種である「山恵錦」を使って醸造したお酒、合計7種類を対象として、醸造した酒造店の皆さん、食品バイオ部、農業試験場育種部の職員で官能評価を行いました。
使用された酵母もそれぞれ違い、評価は難しいものでしたが、「信交酒555号(やまみずき)」と「信交酒557号(夢見錦)」の2品種については「共に個性があり、将来が楽しみです」といった声が聞かれました。
2品種のお酒の評価は次年度も含めて3年間行う予定です。その結果や、食品バイオ部の成分分析結果と併せて、関係機関と連携しながら、今後の方針を検討していきます。
官能評価の様子(写真は昨年度のもの)、工業技術総合センターとの共同研究で実施した
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