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更新日:2025年2月21日
諏訪地域振興局
長野県は脱炭素社会の実現に向けて、2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指す「長野県ゼロカーボン戦略」を推進しており、この目標達成に向け、様々な分野での取組みを支援しています。
その取り組みの一つとして、「バイオ炭」の利用があります。
バイオ炭の原料となる木材や竹等に含まれる炭素は、そのままにしておくと微生物の活動等により分解され、二酸化炭素として大気中に放出されてしまいます。しかし、木材や竹などを炭化し、バイオ炭として土壌に施用することで、その炭素を土壌に閉じ込め(いわゆる「炭素貯留」)、大気中への二酸化炭素の放出を減らすことが可能になります。
今回は、諏訪市果樹組合の方を対象に、ゼロカーボンの取り組みやバイオ炭の利用について実演会を開催しました。
当日は、(株)モキ製作所(千曲市)が開発した「無煙炭化器」を使い、実際にリンゴのせん定枝をバイオ炭にしました。
無煙炭化器の仕組みや使用方法等について学び、農業分野における脱炭素化の取り組みについて考えることができ、今後、実践するための良い機会になりました。
また、実演会後には参加した農家から、「実際にうちでも使ってみたい」との声をいただき、関心の高さがうかがえました。
諏訪農業農村支援センターでは、無煙炭化器の無料貸し出しを行っています。
ご利用の場合は、0266-57-2932 までご連絡ください。
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