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更新日:2024年7月9日
諏訪地域振興局
農業における環境負荷低減や、化学肥料の価格高騰対策を目的として、各地で「緑肥」が見直されており、諏訪地域でも、令和5年度からマメ科の緑肥「ヘアリーベッチ」を用いた減肥栽培実証試験に取り組んでいます。
2年目となる本年度は、ヘアリーベッチのすき込み適期となる6月24日に、富士見町ほ場で現地検討会を開催し、農家、JA技術員、県野菜花き試験場研究員が参加しました。
農業農村支援センター、JA、試験場の各担当が説明を行った後、実際に50㎝×50㎝の面積のヘアリーベッチの地上部を刈りとり、推定窒素量を算出しました。
本年度の試験では、昨年に比べてヘアリーベッチの生育量が少ない結果となり、ほ場の違いから、ほ場の地力によっては、緑肥の生育も変化することが推察されました。
6月26日にすき込み作業を行い、約2週間の腐熟期間を設けた後、ズッキーニを定植し、減肥栽培実証を行います。
参加した農家から多くの質問があり活発な意見交換をすることができました。
今回の現地検討会の内容を踏まえて、化学肥料使用量の削減に向け、緑肥の導入推進を図っていきたいと思います!