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更新日:2023年1月25日
地域の景観育成活動に助言が欲しいときなど、要請により景観の専門家(景観デザイナー)を派遣します。
講演名:景観育成講演会「これからの須坂の景観づくり」
須坂市は平成23年度より景観行政団体移行および景観計画策定に向けた取り組みを行う予定である。そこで市民等の景観への意識醸成のため専門家による講演を要望された。
景観法では「景観」という言葉は定義されておらず、様々な解釈ができる。ランドスケープを和訳した言葉だが、あまり一般には普及しなかった。よく、景観10年、風景100年、風土1000年といわれている。新たにつくられたものでも時間の経過により景観、風景、風土となる。パリのエッフェル塔は建設当時、市民が反対運動を行ったが、時間の経過とともに今はパリの風景となっている。
平成17年に須坂市の名所や風景を活かした「家族」というドラマを製作した。「ローマの休日」という映画は映画を通してローマをうまく宣伝している。須坂市を有名にしたいとの思いで製作した。
景観は守るだけでなく活用してもらいたい。身近な景観や須坂らしさを活かしてほしい。身近な景観として道、川、電柱等がある。須坂は坂のまち。すばらしい石積みがある。そして、2点ほど提案をしたい。第1は須坂のお寺や神社のパワースポットを活かすこと。第2はアートパークを恋人の聖地として売り出すこと。キーワードはまちおこしである。
場所:岡谷南部中学校3階視聴覚室
学習名:岡谷南部中「やつがねセミナー」の1コース
「岡谷市の景観街づくりに参加しよう」第5回目
岡谷南部中学校では総合学習の1コースとして、中学生向けに景観学習を実施している。岡谷市で景観計画を策定することに併せて、これからの社会を担う中学生のほか保護者や地域の景観育成の意識啓発を図ることを目的とする。
全10日間のプログラムであり、市職員と地元の建築士が主体となり実施。
要請時点までには、生徒には校区内2地区の街歩きをして気づいた点などを写真に残させる。今後、生徒にこれをまとめて何らかの提案をさせたい。そのためのヒントとなるよう、景観やまちづくりなどの専門家による講演を要望したい。
1時限目-レクチャー-
テーマ:わが町の「じまん」ってなんだろう?
「ミリョク的」とはどういうことかを解説し、「まちのミリョクづくり」のポイントをレクチャー(それぞれのポイントごとに生徒のレッスンも)しました。
(1)「地形・自然をいかす」
(2)「昔のもののいいところを守り・いかす」
(3)「人のつながりを感じさせる風景」
(4)「新しい個性を感じさせるデザインを育てる」
また、街歩きをした現地の写真を用い「まち・景観」の見方のヒントを与えました。
2時限目-プチ・ワークショップ(これからの作業のヒントに)-
テーマ:ミリョク的なまちをつくろう!20年後の未来をイメージし
前回までに作成した2地区のマップ上に、生徒には改めて「大事にしたいもの」「ミリョクに加えたい物」を付箋に記入し貼り付けました。レクチャーの効果あってか、生徒から続々と意見があがりました。
最後に講師の荻原先生はこれを整理・グルーピングのうえ読み上げ、次につながるコメント・アドバイスを添えました。
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