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更新日:2024年12月17日
【内容】
長野県では、献血制度の普及を図るとともに、献血制度の適正な運営を確保するため、昭和39年に「長野県献血推進協議会」(会長:長野県知事)を設置しています。
平成22年度、この協議会の中に「輸血療法部会」(事務局:長野県健康福祉部薬事管理課、長野県赤十字血液センター)を設置しました。
「輸血療法部会」は、長野県における合同輸血療法委員会の中核組織に位置づけられ、長野県内における血液製剤の安全かつ適正な使用を推進し、輸血療法の向上を図ることを目的としており、血液製剤使用量の多い県内13の医療機関と長野県赤十字血液センター、長野県健康福祉部薬事管理課の関係者が委員として参画しています。
また、平成26年度、輸血現場に最も近い看護師の立場から輸血療法に関わる実践の標準化及び啓発活動を推進するため、「看護師専門委員会」を設置しました。
さらに、平成27年度には、輸血検査技術の向上を図るため、「認定輸血検査技師専門委員会」を設置しています。
長野県献血推進協議会輸血療法部会設置要領(PDF:86KB)
長野県献血推進協議会輸血療法部会委員名簿(PDF:299KB)
令和5年度長野県献血推進協議会輸血療法部会活動内容(PDF:318KB)New
令和4年度長野県献血推進協議会輸血療法部会活動内容(PDF:291KB)
令和3年度長野県献血推進協議会輸血療法部会活動内容(PDF:88KB)
令和2年度長野県献血推進協議会輸血療法部会活動内容(PDF:101KB)
令和元年度長野県献血推進協議会輸血療法部会活動内容(PDF:301KB)
令和元年度「血液製剤使用適正化方策調査研究事業」報告書(PDF:1,212KB)
平成30年度長野県献血推進協議会輸血療法部会活動内容(PDF:177KB)
平成30年度「血液製剤使用適正化方策調査研究事業」報告書(PDF:3,294KB)
平成29年度長野県献血推進協議会輸血療法部会活動内容(PDF:188KB)
長野県献血推進協議会輸血療法部会では、安全な輸血療法や血液製剤の適正使用の推進のため、医療機関における輸血関連のインシデントや血液製剤破棄事案について情報を収集し、輸血に携わる医療従事者等が事案に対する課題や対策について解析し、情報発信をしています。
本事業で検討した輸血関連インシデント事例は、以下のとおりです。
事例NO.1 「輸血指示と実施した製剤の量が異なっていた事例」(PDF:581KB)
事例NO.2「輸血の開始から数時間後に内出血を認めた事例」(PDF:545KB)
事例NO.3「血液製剤情報を輸血管理システムに誤登録していた事例」(PDF:803KB)
事例NO.4「超低出生体重児に対する赤血球製剤輸血において制限時間を超過し輸注を行った事例」(PDF:649KB)
事例NO.5「医療機関より受けたFAX発注票の内容を勘違いし誤った製剤数を受注した事例」(PDF:596KB)
事例NO.6「輸血によるアレルギー既往歴のある患者に抗アレルギー薬の前投与なく輸血を行った事例」(PDF:537KB)
事例NO.7「輸血製剤の準備完了後から対応不備により輸血の開始が遅延となった事例」(PDF:559KB)
事例NO.8「システム不備とスタッフの認識不足により過少輸血となった事例」(PDF:562KB)
事例NO.9「輸血同意書の取得日が院内規程を逸脱したまま輸血が実施された事例」(PDF:576KB)New
事例NO.10「供給前に血液製剤の血液型が医療機関へ通知していた血液型と異なることが発覚した事例」(PDF:594KB)
事例NO.11「緊急手術の際に赤血球製剤を払い出したが使用せず廃棄となった事例」(PDF:577KB)
事例NO.12「輸血の準備直前に輸血バッグの間違えに気づいた事例」(PDF:662KB)
長野県献血推進協議会輸血療法部会では、県内における輸血療法の向上を図るため、「長野県輸血療法マニュアル」を作成しています。
このマニュアルは、特に、規模の小さな医療機関や輸血経験の少ない医療現場の医療従事者の皆さんが安全な輸血療法を実践していただけるように、図やイラストを多く取り入れ、分かりやすく、かつ、活用しやすい内容となるように心がけて作成しました。
また、各医療現場からの要望を取り入れ、正しい輸血手順の習得、輸血副反応の観察と早期対応、血液製剤の正しい取扱いに重点をおいています。
このマニュアルを参考にしていただき、各医療機関における院内マニュアルの見直しや啓発活動など、医療現場だけでなく、様々な場面でご活用いただくことを期待しています。
なお、このマニュアルは、以下の「Web版」(A4版39ページ)をメインマニュアルとしていますので、ぜひご活用ください。
「長野県輸血療法マニュアル」Ver2.1Web版(PDF:3,850KB)(令和5年(2023年)12月改定)New
医療機関における災害発生時の血液製剤確保等に関するマニュアルを作成するための手引き「医療機関における災害時輸血マニュアル作成の手引き」を作成しました。
「医療機関における災害時輸血アニュアル作成の手引き」(PDF:151KB)
輸血療法実施医療機関を対象として輸血療法に関するアドバイスやサポートをすることを目的とした「ASSISTワーキンググループ」(以下「ASSISTWG」という。)を輸血療法部会の中に設置し、活動しています。
院内で実施する輸血療法に関する勉強会・学習会に無料で講師を派遣しています。
オンラインによる実施も受け付けています。
また、輸血療法部会の多職種スタッフ複数名が施設を訪問し、日頃の業務の中で疑問に感じていること、もう一度確認したいことなどを意見交換させていただくことも可能ですので、お気軽にお声がけください。
訪問メンバーは、輸血療法部会に所属している医師、看護師、臨床検査技師等です。
訪問に費用はかかりません。
施設訪問の希望がありましたら、以下の様式に必要事項を記入し、事務局(長野県健康福祉部薬事管理課)までお申し込みください。
なお、訪問メンバーの日程調整が必要ですので、訪問希望日が決まりましたら、早めにお申し込みください。
長野県献血推進協議会輸血療法部会では、県内の医療機関における輸血業務の実態を把握するため、毎年度アンケート調査を実施しています。
令和5年度(2023年度)に実施した実態調査の結果は、以下のとおりです。
令和4年度(2022年度)に長野県赤十字血液センターから輸血用血液製剤の納入実績があった長野県内の医療機関
令和4年(2022年)4月1日から令和5年(2023年)3月31日(昨年度調査から年度集計)
66.9%(87施設/130施設)
令和5年度血液製剤使用状況等調査結果(PDF:2,396KB)New
令和5年(2023年)12月2日(土曜日)に開催された「第34回長野県輸血懇話会」(主催:長野県赤十字血液センター)で輸血療法部会の活動について報告しました。
平成30年(2018年)12月9日に開催した「看護師専門委員会研修会」における村上純子医師(現長野県赤十字血液センター所長)の講演資料を掲載しています。
日頃の業務にご活用ください。
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