ここから本文です。
更新日:2021年11月26日
長野県薬剤師会 薬草の森りんどう~菅平薬草栽培試験地~では、薬草やハーブ等を各家庭に広め健康増進を図るとともに「澄みきった青空、緑の山並み、清らかな水」に、「さわやかな香り」を加え、住みよい長野県づくりを目指しています。
周辺一帯は、江戸時代に上田藩で薬草を栽培していたとされる、薬草ゆかりの土地です。
また、この周辺の土地は、明治から昭和にかけ女性解放運動・平和運動に関わった「平塚らいてう」が、晩年、自然豊かな静かな環境に、平和に暮らせる場を夢みて求めていた場所といわれています。
長野県は四方を山に囲まれた自然豊かな土地。気候の変化や複雑な地形のため様々な種類の植物を観察することができます。
当試験地は、根子岳(花の百名山)、四阿山(日本の百名山)のすそ野に拡がるあずまや高原(標高1,400m)に位置しており、主に長野県の気候・環境に適した薬用植物の栽培研究を実施しています。
また、試験地内の薬草・ハーブを利用して、薬草観察会や講習会等を行ったり、スケッチを楽しんだり、遊歩道を散策したりと、豊かな緑を満喫することができます。
当試験地では、施設の魅力を一層高めるために、「一般社団法人長野県薬剤師会」にご協力いただき、平成25年からネーミングライツ制度を導入しています。
名称(愛称)は「長野県薬剤師会 薬草の森りんどう~菅平薬草栽培試験地~」ですので、この愛称とともに、菅平薬草栽培試験地へのご愛顧をよろしくお願いします。
【薬用植物の栽培試験】
試験地の圃場において、ダイオウなど高冷地に適した薬用植物の栽培試験を行っています。
また、トウキ、シャクヤク、ウイキョウなどの栽培試験・成分検査を通して、長野県の気候に適した薬用植物の優良種苗の育成や保存を目指しています。
【薬用植物の普及啓発】
試験地の薬草見本園やハーブ見本園の植物の手入れ、自然園の遊歩道の除草、落ち葉や落ち枝の除去などを行い、散策や憩いの場として広く活用していただけるように整備しています。
試験地は、薬草やハーブに関する各種講習会の場として、ネーミングライツパートナーである一般社団法人長野県薬剤師会をはじめ、多くの団体や大学、サークルなどに活用されており、薬草やハーブに関する知識の習得や研鑽に役立てられています。
アキカラマツ、キハダ、ウツボグサ、ワレモコウ、ササ、オウレン、リンドウなど、多くの植物が自生しています。
また、試験地内にはタラノキ、マムシグサ、メグスリノキ、クコ、サンシュユなどを植栽しています。
【敷地】
総敷地面積9.92ha(東京ドーム2個分) 標高1400m
(内訳)圃場2.90ha、自然園1.49ha、防風林・薬用樹林等5.33ha、薬草見本園987m2、ハーブ見本園900m2
【建物】
ログハウス研修棟、管理棟、道具舎
長野県薬剤師会 薬草の森りんどう~菅平薬草栽培試験地~は、開場期間中(5月中旬から11月上旬)であれば、個人・団体を問わずどなたでも利用できます。(入場無料)
なお、管理人が不在の時は、施錠している場合があります。試験地の状況を確認されたい方は、下記までご連絡ください。
【試験地のご利用に関するお問い合わせ先】(健康福祉部薬事管理課)
電話:026-235-7159
メールアドレス:yakuji@pref.nagano.lg.jp
自動車で、長野駅から約80分、上田駅から約40分かかります。登山道(四阿高原コース)の入口の手前にあります。
所在地:上田市真田町長十の原1278-624(案内図(PDF:152KB))
長野県薬剤師会 薬草の森りんどう~菅平薬草栽培試験地~リーフレット(PDF:4,839KB)
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください