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更新日:2023年1月30日
北信発電管理事務所
奥裾花第2発電所は、企業局に求められる自然エネルギーの普及・拡大を目的に、既設の奥裾花発電所では利用しきれずに、奥裾花ダムから放流していた春の融雪水を有効活用する発電所として平成27年度から平成28年度にかけて建設されたダム式の発電所です。
平成29年4月から運転を開始し、最大出力999kWの発電を行っています。 春の雪解け、鬼無里を象徴する水芭蕉にちなみ、また、地元の皆様をはじめ、この電力をご利用いただく大都市圏の皆様に、末永く親しまれ、愛されますよう愛称を「水芭蕉発電所」と命名しています。 水芭蕉発電所は、裾花川上流総合開発事業の一環として、長野県が建設した奥裾花ダムとともに、昭和54年に建設しました「奥裾花発電所(きなさ発電所)」の取水口から水圧鉄管の一部を共用し、新たに取水施設等を建設することなく、既設設備の能力をフルに活用し、建設コスト低減に努めたところです。 また、発電した電力については、発電先と需要家のお互いの顔が見える、先進的な電力の取引形態に取り組む、丸紅新電力様、UPDATER様を通じ、東京都世田谷区の保育園とともに、大阪、名古屋の企業の電力としても利用していただいており、まさに、経営戦略に掲げた、大都市への売電を実現しております。 |
奥裾花第2発電所水車発電機 |
所在地 | 長野市鬼無里 | 発電方式 | ダム式 |
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最大出力 | 999kW | 水車型式 | 横軸フランシス水車 |
最大使用水量 | 2.53m3/s | 発電形式 | 三相交流同期 |
最大有効落差 | 48.17m | 運転開始 | 平成29年4月 |
発電所取水口は、奥裾花ダムにあり、最大6.53m3/s(きなさ発電所:4.0m3/s、水芭蕉発電所:2.53m3/s)まで取水します。 |
水芭蕉発電所、きなさ発電所は奥裾花ダム直下の狭地に並んでいます。写真手前が「きなさ発電所」、写真奥が「水芭蕉発電所」になります。 |
きなさ発電所の水車です。写真の階段下にあるのが水車に水を送水/停水する入口弁になります。水車は毎分720回転します。 |
写真は発電機になります。水車と直結した軸で、発電機が回転します。 この発電機で電圧6.6kV、最大999kWの電力を発電します。 |
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