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更新日:2024年7月12日
NSDプロジェクトでは「長野県スクールデザイン2020(県立学校学習空間デザイン検討委員会最終報告書)」を基に、新しい学校づくりを通して、行政、学校、地域の一人一人がプロジェクトの当事者として、新しい社会を共に創造していくプロジェクトを実装していく。 |
長野県教育委員会が目指しているのは、『個人と社会のwell-beingの実現』すなわち、一人一人の多様な幸せとよりよい社会の実現です。NSDプロジェクトは、多様な価値観を持つ誰もが、激変する予測不能な社会の中でも柔軟に対応しながらよりよく生きていけるために、学びの質の向上と学び続ける個人と社会を支援していきます。
well-being(ウェルビーイング)とは
身体的・精神的・社会的に良い状態にあること。短期的な幸福のみならず、生きがいや人生の意義など将来にわたる持続的な幸福を含み、また、個人のみならず、個人を取り巻く場や地域、社会が持続的に良い状態であることを含む包括的な概念(第4次長野県教育振興基本計画より)
NSDプロジェクトは、学びの質の向上と学び続ける個人と社会を支援するため、一人一人の多様な教育的ニーズに応える学びと空間の一体的な改革を進めていきます。空間については、児童生徒や教員がいきいきと活動でき、地域の方々にとっても学びや交流の拠点となる豊かな空間を整備していきます。
「長野県スクールデザイン2020」の提言をもとに空間デザインを行いつつ、また、ワークショップ等を通して、建築専門家と使用者となる学校や地域が意見交換を行い、使用者や建築専門家が基本計画の策定から関わるプロセスを大事にしていきます。学校と地域が共に学び、新しい社会を共に創る、これからの時代にふさわしい学校づくりのプロジェクトを進めていきます。
変化の激しい予測困難な時代の中で、子どもたちを取り巻く環境は日々変化しています。多様な価値観を持つ子どもたちの多様なニーズに応じた学びの展開が求められている中で、学びや学び方も多様化し、教員の役割も大きな転換が求められています。
日本の学校建築は高度経済成長期の人口増加に対応するため、標準設計による片廊下型の画一的で用途が限定的な学習空間が多く建設されました。当時の学校建築を使い続けている現在においては、これからの時代や新しい学びにふさわしい学習空間とは言えない状況です。また、それらの学校建築の老朽化が進み、改築や大規模改修等の時期を迎えています。
多様な学びのニーズに応えていくためには、ソフト面での学びの改革だけでなく、ハード面としての学習環境整備についても一体的な改革が求められており、老朽化が進む学校建築を再構築する転換期を迎えています。
長野県教育委員会では、学びと空間の一体的改革を推進するため、2018年8月「県立学校学習空間デザイン検討委員会」を組織し、これからの時代にふさわしい学習空間について、様々な有識者と多角的な検討を行ってきました。
本委員会の検討の成果として2020年8月「長野県スクールデザイン2020」が報告され、新しい学びにふさわしい学習空間の具体的な考え方や、変化する時代に柔軟に対応できる学校施設に求められること、多様性や地域性を反映することの大切さ等が提案されました。
「長野県スクールデザイン2020最終報告書」の理念を実装するため、スタートとなるキックオフシンポジウムを行い、NSDプロジェクトがスタートしました。
令和4年6月5日(日曜日)14時00分~16時00分
県立長野図書館 信州・学び創造ラボ
開催チラシ参照
令和5年1月19日(木曜日)
県立長野図書館 信州・学び創造ラボ
垣野義典氏(東京理科大学教授)によるレクチャー及び基本計画策定支援パートナーとの意見交換会
(パートナー:令和4年度NSDプロジェクト基本計画策定支援業者)
プロポーザルにより選定したパートナーと施設整備基本計画策定に向け、地域や学校の意見を反映させるためのワークショップ等を開催し、新たな学校づくりのプロジェクトを進めています。
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