農薬危害防止運動

令和６年度農薬危害防止運動を６月１日から８月３１日まで実施します。

農薬を取扱う方は次の事項に十分注意し、事故を起こさないよう適正な使用と保管管理をお願いします。

＜農薬による事故防止のための注意事項＞

1　農薬の使用に当たっては、容器の表示事項等をよく読んで、安全かつ適正に使用する。また、使用に関し不明な点がある場合は、病害虫防除所等に相談する。

2　毒物又は劇物に該当する農薬のみならず、すべての農薬について、安全な場所に鍵をかけて保管する等農薬の保管管理には十分注意する。

3　農薬を他の容器（特に清涼飲料水の容器）へ移し替えない。

4　散布作業前日及び作業後には、飲酒又は夜更かしをしない。

5　体調の優れない、又は著しく疲労しているときは、散布作業に従事しない。

6　農薬の調製又は散布を行うときは、農薬用マスク、保護メガネ等防護装備を着用し、かつ、農薬の取扱いを慎重に行う。　

7　散布に当たっては、事前に防除機等の十分な点検整備を行う。

8　風下からの散布、水稲の病害虫防除の際の動力散粉機（多孔ホース噴頭）の中持ち等はやめ、農薬を浴びることのないように十分に注意する。

9　農薬を散布するときは、散布前に関係者に連絡し、必要に応じ立札を立てることなどにより、子供その他の散布に関係のない者が作業現場に近づかないよう配慮するとともに、居住者、通行人、家畜及び蚕等に被害を及ぼさないよう、風向き等に十分注意する。

10　散布作業は、風の強くない、朝夕の涼しい時間を選び、2～3時間ごとに交替して行う。

11　公園、校庭等子供その他の散布に関係のない者が出入りする場所に農薬を散布した後は、少なくとも当日は散布区域に縄囲いや立札を立てる等により、関係者以外の者の立ち入りを防ぐようにする。

12　農薬の散布によってめまいや頭痛が生じ、又は気分が少しでも悪くなった場合には、医師の診断を受ける。

13　作業後は、手足はもちろん、全身を石けんでよく洗うとともに、眼を水洗し、衣服を取り替える。

14　使用残りの農薬を不注意に廃棄したり、不要になった農薬を放置したりすると、思わぬ事故を引き起こすことがあるので、その処理に当たっては関係法令を遵守して適正に行う。　また、散布に使用した器具及び容器を洗浄した水は、河川等に流さず、散布むらの調整等に使用する。特に、種子消毒剤等農薬の廃液処理に当たっては、周辺環境に影響を与えないよう十分配慮した処理を行う。

15　農薬の空容器、空袋等の処理は、廃棄物処理業者に処理を委託する等により適切に行う。

16　クロルピクリン剤等土壌くん蒸剤の取扱いについては、表示された使用上の注意事項を遵守する。　また、薬剤が揮散し周辺に影響を与えないよう風向きなどに十分注意し、被覆を完全に行う。

17　水田において止水を要する農薬を使用するときは、農薬使用基準第7条及び水質汚濁性農薬の使用規制に関する都道府県知事の規則を遵守し、水田周辺の養魚池における淡水魚又は沿岸養殖魚介類の被害及び河川、水道水源等の汚染の防止等環境の保全に万全を期する。