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更新日:2024年8月19日

野菜花き試験場

全日本野菜品種審査会ブロッコリー(初夏どり)、キャベツ(初夏どり)が開催されました

  • みなさんは、スーパーでりんごやぶどうを買うとき、「シナノスイート」、「ナガノパープル」など、品種の名前を確認していると思いますが、レタスやキャベツで、「シナノホープ」とか「YRSE」とかの名は見たとはないでしょう。実はというか当然、野菜にもいろんな品種があって、それぞれ特徴があります。レタスやキャベツは、いろんな所で、いろんな時期に栽培されていて、場所や時期が違うと、適した品種も違ってきます。最近では温暖化も進み、いままで良かった品種にも、問題が出て作りづらくなってきています。食生活や嗜好も変化しますので、新しい品種の開発はいつでも期待されています。
  • 野菜花き試験場でもレタスやセルリーなどの品種開発を行っていますが、全国には、同じように品種開発を行っている企業(種苗メーカー)が多数あり、たくさんの品種が開発されています。全日本野菜品種審査会は、毎年全国各地でいろんな野菜を対象に開催され、新しい品種をいろいろな条件で評価しています。各社自慢の品種を出品し、1等の獲得を目指しています。
  • さる7月9、10日にブロッコリー、キャベツの審査会を野菜花き試験場で開催しました。審査するブロッコリー、キャベツは研究員がすべての品種を同じように管理したものです。審査は、ほ場(立毛審査)と収穫物に分けて行い、国公立試験研究機関から5名(長野県を含め)、これに出品各社を加え、二十数名で採点します。ほ場では、揃いや病害虫の発生状況などを、収穫物では品質、揃いなどを中心に評価します。採点結果は、すぐに集計され、1~3等を決定して、発表します。1等でも特に優秀なものは、1等特別賞として、農林水産大臣賞の候補となり、獲得した種苗メーカー担当者は祝福されていました。
  • 審査会では、播種~収穫の時期を指定し、各社それに見合う品種で応募しますが、昨今の異常気象の影響もあり、苦戦するものもあります。今回のブロッコリーでも、1週間前なら素晴らしい状態であったものが、審査当日は適期を過ぎてしまい、低評価になるようなこともありました。

お問い合わせ

所属課室:長野県野菜花き試験場 

長野県塩尻市大字宗賀字床尾1066-1

電話番号:0263-52-1148

ファックス番号:0263-54-6340

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