更新日:2024年9月13日

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こどもを守るチャイルドシート

チャイルドシートは交通事故の被害からこどもの命を守ります。
こどもを自動車に乗せて運転する時は必ずチャイルドシートを使用しましょう。

道路交通法第71条の3第3項
  • 自動車の運転者は、チャイルドシートを使用しない6歳未満の幼児を乗車させて自動車を運転してはならない。
  • 幼児用補助装置使用義務違反反点1点

チャイルドシート不適正使用・未使用の危険性

チャイルドシートを使用しないと、万が一の時、車内の座席や天井、別の同乗者と衝突して、死亡・重傷を負う可能性があります。衝突が激しければ、ガラスを突き破って車外放出されることもあります。チャイルドシートを適正に使用すれば、「車外放出」「車内の座席や天井への衝突」「別の同乗者に衝突」など、命を落とす危険を防ぐことができます。

チャイルドシートは適切に使用しましょう

時速40kmで走行中の車同士が正面衝突した場合のエネルギーは30Gと言われます。これは、10kgのこどもの体重が、およそ30倍の約300kgとなり、前方に投げ出されることになります。

チャイルドシート不使用者の致死率

チャイルドシート不使用者の致死率は、適正使用者の約4.2倍です。

チャイルドシートを適正に使用していないと交通事故発生時の死亡リスクが高くなります。

自動車同乗中(6歳未満幼児)のチャイルドシート使用有無別致死率比較(R元~R5合計)

こどもの身体に応じたチャイルドシートを使用しましょう

チャイルドシートは、シートベルトを適正に着用することができる身長に満たないこどものための幼児用補助装置と位置づけられています。

シートベルトは成人の体格と体力を基準として設計されているため、こどもを安全に乗車させるためには、こどもの体格に合わせた装置が必要です。

また、こどもの体格に合わないチャイルドシートを使用すると、事故発生時に「ハーネスからのすり抜け」「ハーネスが首に絡まることによる締め付け」「バックルやハーネス部の腹部への食い込み」など、思わぬケガにつながります。

チャイルドシートの種類

チャイルドシートには、「乳児用」「幼児用」「学童用」の3タイプがあります。年齢に限らず、体格に合ったチャイルドシートを使用することが大切です。また、チャイルドシート使用が義務付けられていない6歳以上であっても、体格が小さい児童は、安全のため学童用のチャイルドシート(ジュニアシート)を利用しましょう。

チャイルドシートの正しい使い方(PDF:484KB)

  • 新生児から11歳ころまで使える兼用タイプなど、様々な種類のチャイルドシートが市販されています。
  • 購入の際は、取扱説明書をよく確認したり、専門の販売員の説明をよく聞いて、こどもの体格に合ったものを選びましょう。
  • チャイルドシートを譲り受ける場合も、こどもの体格に合うものか、よく確認しましょう。

チャイルドシートの正しい使用方法

  • チャイルドシートは正しく使用しないと、被害軽減効果を発揮しません。
  • 正しい取付方法は、チャイルドシートの取扱説明書をよく確認し、示された方法に従って使用・取付を行ってください。
  • チャイルドシートは、なるべく後部座席で使用しましょう。助手席では、エアバックが展開した際、子どもに被害が及ぶ場合があります。

チャイルドシート使用率と四輪乗車中のこどもの死傷者

チャイルドシート使用率の推移

チャイルドシート使用状況全国調査H27~R6(R2、R3は調査未実施)
(警察庁・一般社団法人日本自動車連盟(JAF)合同実施)

  • 令和6年のチャイルドシート使用率(令和6年5月11日から26日までの調査)は、長野県84.6%、全国平均78.2%です。

四輪乗車中のこども(6歳未満)の死傷者の推移

長野県内調査R1~R5

  • 四輪乗車中にこどもが死傷する交通事故は一定数発生しています。

抱っこではこどもの命は守れません

万が一に備えて、チャイルドシートを使用しましょう!

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お問い合わせ

長野県警察本部交通部交通企画課
電話:026-233-0110(代表)

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