ホーム > 長野県畜産試験場 > 畜産試験場ニュース > 畜産試験場一般公開を開催しました

ここから本文です。

更新日:2024年12月27日

畜産試験場

「新たな発見が待っている! 隠れた畜産の魅力に迫ろう!」
畜産試験場一般公開を開催しました

令和6年11月23日(土曜日)、塩尻市の大門公民館において「畜産試験場一般公開」を開催しました。このイベントは、県民の皆様に農業及び畜産への関心と理解を深めていただくともに、畜産試験場の取組みや研究成果を広くPRすることを目的として毎年開催しています。以前は試験場内を開放して開催していましたが、鳥インフルエンザ等の家畜伝染病の発生を回避するため、ここ数年は、試験場以外の場所で開催しています。
当日は多彩なプログラムを通じて研究内容や畜産の魅力を紹介しました。パネル展示では、暑熱ストレスによる乳量低下を防止するため、暑さに強い形質を導入した乳用牛の特性に関する試験研究、南信地域特産の市田柿の柿皮を原料にした柿皮パウダーの給与による牛の曖気(げっぷ)から排出されるメタンガスの抑制技術の開発、さらに、ハンガリー原産の希少品種「マンガリッツァ豚」を活用したプランド豚肉の開発など、最新の研究情報についてお伝えしました。また、信州大学農学部の今井裕理子先生による講演では、「畜産サスティナビリティ(フィールド科学による循環型畜産)」をテーマに、現在の日本国内の畜産業が直面する課題と、その解決策について分かりやすく解説していただきました。
体験コーナーもあり、参加者には家畜が日々食べている飼料を手に取ったり、香りを確めたりする貴重な体験を提供。さらに、ソルガムを使った箒づくりコーナーでは、多くの参加者が興味深そうな表情で、真剣に箒づくりの作業に取り組んでいました。フィナーレには、県内でブランド豚の素材として利用されている中ヨークシャー種の豚肉や、当試験場が開発した「歯ごたえ、うま味、風味」の三拍子そろったオリジナルブランドである「信州黄金シャモ」のお肉の販売を実施、多くの来場者に畜産試験場産の畜産物の魅力を体感していただきました。
今後も地域の皆様とのつながりを深めるこうしたイベントを積極的に行い、畜産試験場の活動や研究成果を広く発信し、家畜と畜産技術に興味を持っていただける機会を増やしていきたいと考えています。
 

今井先生講演会 今井先生による講演会

箒づくり 箒づくりの体験コーナー

 

お問い合わせ

所属課室:長野県畜産試験場 

塩尻市大字片丘10,931-1

電話番号:0263-52-1188

ファックス番号:0263-51-1316

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?