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更新日:2024年4月10日

水質汚濁事故を防止しましょう

トピックス

油・農薬などにより河川等が汚染される水質汚濁事故が多発しています

水質汚濁事故の発生状況

水質汚濁事故の事例

水質汚濁事故を未然に防ぎましょう

水質汚濁事故を起こしたら・見つけたら

関係先へのリンク

トピックス

  • 農薬の取扱い、散布に当たっては、水路や河川に流入しないよう十分に注意してください。また、散布に使用した容器や器具を洗浄した水は、水路等に流さず、散布むらの調整などに使用してください。
    (容器や器具を洗浄した水を水路等に流すと、不法投棄に問われることがあります。)
  • 長野県の清らかで豊かな水環境を守るため、水質汚濁事故の防止にご協力ください。

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油・農薬などにより河川等が汚染される水質汚濁事故が多発しています

油や農薬などが河川へ流出してしまったり、水質の異常によって魚が死んでしまったりする「水質汚濁事故」が毎年多発しています。

河川の水は、水道水や農業用水などに幅広く利用されているため、水質汚濁事故が発生すると、多くの方の生活に影響を与える恐れがあるほか、動植物などの生育にも影響を及ぼすこともあります。

県民の皆さまには、水質汚濁事故を起こさないよう十分注意していただき、長野県の清らかで豊かな水環境の保全にご協力をお願いします。

油流出事故1(JPG:246KB)油流出事故2(JPG:200KB)

重油流出事故の状況(クリックすると拡大します)

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水質汚濁事故の発生状況(水大気環境課把握分)

  • 水質汚濁事故の発生状況(PDF:58KB)

  • 油類流出事故の発生原因

    水質汚濁事故の種類では、油類の流出が大きな割合を占めており、令和3年度は110件(71%)、令和4年度は97件(83%)の事故が発生しています。

    月別では、冬期から春期に多く発生しています。

    油類の流出事故の発生場所では、個人宅や路上における交通事故により多く発生しています。

年度 個人宅 事業所等 交通事故 他・不明

H27

26(22%)

41(35%)

15(13%)

35(30%)

117

H28

21(29%)

15(21%)

17(23%)

20(27%)

73

H29

24(26%)

19(20%)

32(34%)

19(20%)

94

H30

17(23%)

15(21%)

20(28%)

20(28%)

72

H31(R1)

10(18%) 12(22%) 13(24%) 20(36%) 55
R2 10(16%) 20(32%) 26(42%) 6(9.7%) 62
R3 23(21%) 38(35%) 26(24%) 23(21%) 110
R4 18(18%) 29(30%) 31(32%) 19(20%) 97

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水質汚濁事故の事例

次のような水質汚濁事故が発生しています。このような事故が発生しないようご注意ください。

「個人宅」での発生

例1

原因:取扱不注意
流出物:灯油
流出量:約200L
概要:ホームタンクから小分け作業中、その場を離れてしまい、灯油が漏出。一部が側溝や河川に流出した。

例2

原因:保管していたドラム缶の劣化
流出物:重油
流出量:約10L
概要:ドラム缶に保管してあった重油がドラム缶の劣化により流出。一部が側溝に流出した。

 「事業所」での発生

例1

原因:重油配管の整備不良
流出物:重油
流出量:約100L
概要:燃料タンクの地下配管が腐食しており、重油が流出。一部が農業用水路へ流出した。

例2

原因:浄化槽の管理不良
流出物:排水
流出量:不明
概要:浄化槽の清掃が十分に行われておらず、処理不十分な排水が流出。付近の用水路に泡や油膜が発生した。

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水質汚濁事故を未然に防ぎましょう

灯油ホームタンクを設置している皆さん

防油堤

  • 灯油ホームタンクから灯油を小分けする際に灯油を流出させる事故が多発しています。ホームタンクから灯油を小分けする際は、その場を離れないでください。また、バルブの閉め忘れにも注意してください。
  • ホームタンクのバルブや配管が破損していると、そこから灯油が流出してしまいます。タンクや配管に傷みがないか、油量が急激に減っていないか、こまめに確認しましょう。
  • ホームタンクや灯油の配管は、積雪の重みや、雪かきの際の衝撃により破損することがありますので、十分注意してください。
  • ホームタンクには灯油の流出を防ぐ「防油堤」を設置しましょう。灯油配達業者にご相談ください。
  • 流出防止装置(防油堤)の水抜栓は、たまった雨水を排水する時以外、常時閉じてください。
  • 詳しくは、最寄りの消防署までお問い合わせください。

農薬を使用される皆さん

  • 使用残りの農薬を不注意に河川等に流してしまうと、思わぬ事故を引き起こすことがあります。
  • 散布に使用した容器や器具を洗浄した水は、河川等に流さず、散布むらの調整等に使用してください。
  • 不要農薬を処分する場合は、農薬をお求めになった販売店・JA等にご相談ください。

事業主の皆さん

  • 燃料タンクや配管に腐食や亀裂がないか、油量が急激に減っていないか、定期的に点検してください。特に、地下にタンクや配管を設置している場合、漏えいに気付かない場合がありますので注意してください。
  • 燃料タンクへの給油中に、油が漏れ出したりオーバーフローさせたりする事故が発生しています。給油中はその場を離れないでください。
  • 重機で作業を行う際は、事前にタンクや配管の位置を確認し、破損しないようにしてください。
    特に、掘削作業を行う際は、地下埋設物の位置確認を十分行ってから作業に着手するようにしてください。
  • 油水分離槽・グリストラップの管理が不十分な場合、油流出事故の原因となる場合があります。こまめに確認・清掃を行ってください。

※不要になった油類、農薬等を河川に捨てることは、廃棄物の不法投棄に当たります。絶対にやめましょう。

【不法投棄の罰則(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)】
個人5年以下の懲役若しくは1000万円以下の罰金又はこの併科
法人3億円以下の罰金

 

「水質事故防止を防止しましょう」チラシ(PDF:396KB)は、こちらからダウンロードできます。

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水質汚濁事故を起こしたら・見つけたら

油や農薬等の化学物質を流出させてしまったら、発見したら、すぐに最寄りの消防署・市町村又は地域振興局へご連絡ください。

水質汚濁事故を起こしてしまった場合、周辺環境に多大な影響を及ぼすとともに、その処理費用は原因者が負担することとなります。また、農業や漁業等へ被害が及んだ場合、多大な賠償を請求されることもあります。

早期発見・早期対応が、汚染の拡大を防止し、費用負担を減らします。

事業所名 電話番号 対象市・郡
最寄りの消防署

(119番)

全県
市役所・町村役場

-

各市町村
佐久地域振興局環境・廃棄物対策課

0267-63-3111(代)

小諸市、佐久市、南佐久郡、北佐久郡
上田地域振興局環境課

0268-23-1260(代)

上田市、東御市、小県郡
諏訪地域振興局環境課

0266-53-6000(代)

岡谷市、諏訪市、茅野市、諏訪郡
上伊那地域振興局環境・廃棄物対策課

0265-78-2111(代)

伊那市、駒ヶ根市、上伊那郡
南信州地域振興局環境課

0265-23-1111(代)

飯田市、下伊那郡
木曽地域振興局総務管理・環境課

0264-24-2211(代)

木曽郡
松本地域振興局環境・廃棄物対策課

0263-47-7800(代)

塩尻市、安曇野市、東筑摩郡
北アルプス地域振興局総務管理・環境課

0261-22-5111(代)

大町市、北安曇郡
長野地域振興局環境・廃棄物対策課

026-233-5151(代)

須坂市、千曲市、埴科郡、上高井郡、上水内郡
北信地域振興局環境課

0269-22-3111(代)

中野市、飯山市、下高井郡、下水内郡
長野市(外部サイト)

026-226-4911(代)

長野市
松本市(外部サイト)

0263-34-3000(代)

松本市

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関係先へのリンク

水質保全に関する市町村、県、国などの関係機関相互の連絡調整を図るため、水系ごとに連絡協議会が設置されており、水質汚濁事故発生時には、関係機関が連携して事故対応にあたっています。

協議会名 関係水域
信濃川水系水質汚濁対策連絡協議会(千曲川流域部会)(外部サイト) 千曲川、犀川
関東地方水質汚濁事故対策連絡協議会(富士川部会)(外部サイト) 富士川(釜無川)
天竜川水系水質保全連絡協議会(外部サイト) 天竜川
豊川・矢作川水系水質汚濁対策連絡協議会(外部サイト) 矢作川
木曽川水系水質保全連絡協議会(外部サイト) 木曽川
関川・姫川水系水質汚濁対策連絡協議会(外部サイト) 関川・姫川

 

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お問い合わせ

環境部水大気環境課

電話番号:026-235-7162

ファックス:026-235-7366

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