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更新日:2018年4月1日
上田地域振興局
平成26年1月の月間発電実績は2,088.7kWh(1kWあたり104.4kWh)で、前年同月比95.7%・前月比111.3%でした。 また、過去1年間のパネル1kWあたりの発電実績は1,493.0kWhで、前年同月比104.0%・前月比99.7%になりました。
なお、太陽光発電量に最も影響の大きい日照時間(上田アメダス)は199.6時間で、前年同月比92.0%・平年比111.8%・前月比109.1%でした。これは、1月として統計開始以来5位の多照でした。
月 |
平成25年(kWh) |
前年同月比(%) |
前月比(%) |
平成26年(kWh) |
前年同月比(%) |
前月比(%) |
前年12 |
1,657.8 |
87.4 |
84.5 |
113.2 |
91.6 |
|
1 |
2,182.7 |
114.8 |
131.7 |
2,088.7 |
95.7 |
111.3 |
【1月の天候(メモ)】
1月は中旬を中心に西高東低の冬型の気圧配置が強まり、寒気の流入で気温は低くなりましたが、雪雲の流れ込みは少なく晴れの日が続き、1月の日照時間は統計開始以来5位の多照を記録しました。
なお、上旬と下旬は冬型が安定して長続きするというよりも、高気圧(移動性高気圧)と南岸低気圧・気圧の谷が交互に通過することで、数日単位で周期的に変化しました。特に、冬型が緩んで東寄り・南寄りの風(暖湿風)が入ると、雲が出やすくなって連続日照の時間を削ぐことが多くありましたが、これもまた昨年12月に引き続きこの時季(真冬)の平年の気象状況とも言えます。(この間、県内の佐久・諏訪・上下伊那では、気圧の谷等よりも高気圧の影響が優勢で、日照時間はかなり多くなりました。)
また、月平均気温は、中旬に厳しい冷え込みがありましたが、元日及び下旬の暖気の流入で相殺され、平年並でした。また、降水量は(乾季の)1月としても少なく、まとまった量となった8日の降水はみぞれ・湿った雪で、着雪の影響は殆んどありませんでした(下の写真)。一般的には、高気圧に覆われて放射冷却等の厳しい冷え込みのあった日は、寒いながらも乾いた冬晴れとなり、太陽光発電には好日となります。
備忘として、天気図・気圧配置から見た冬季の「冬晴れ(連続日照)」の出現条件をメモしておきます。
快晴(・寒い)になりやすい
冬型の等圧線が縦方向(南北方向)に立っている。(ただし、寒気流入はそれほど強くない。)
高気圧の中心が(上田から見て)北西方向・西方向にあって、等圧線が南東方向(外側・縁側)に凸になっている(張り出している)。
雲が出やすい
低気圧(南岸低気圧)、前線や気圧の谷が通過している。
高気圧の中心が(上田から見て)北東方向・東方向にある。(この場合、気圧の谷の中にいることが多い。)
本州付近の等圧線が横方向(東西方向)に寝ている。
日本海に等圧線の間隔が広くなった部分がある。
本州付近の等圧線が、高気圧の中心に向かって凹んでいる(等圧線のだ円が北西方向(中心方向)に戻っている)。
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