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更新日:2018年4月1日
上田地域振興局
平成26年5月の月間発電実績(欠測補正後)は3,157.5kWh(1kWあたり157.9kWh)で、前年同月比90.5%・前月比105.1%となりました。また、過去1年間のパネル1kWあたりの発電実績は1,444.7kWh(設備利用率16.5%)で、前年同月比95.1%・前月比98.9%でした。
なお、太陽光発電量に最も影響の大きい日照時間(上田アメダス)は256.8時間で、前年同月比85.6%・平年比122.6%・前月比104.0%でした。
月 |
平成25年(kWh) |
前年同月比(%) |
前月比(%) |
平成26年(kWh) |
前年同月比(%) |
前月比(%) |
4 |
2,851.2 |
108.4 |
99.4 |
105.4 |
111.6 |
|
5 |
3,87.1 |
122.8 |
122.3 |
3,157.5 |
90.5 |
105.1 |
平成26年5月の実績値について、上田合庁の耐震工事による欠測(5月10日・17日)がありましたので、当月の実測データに基づき、推計・補正しました。
【5月の天候コメントメモ】
上中旬は、高気圧と低気圧が交互に通り、天気は数日の周期で変わりましたが、(移動性)高気圧に覆われて晴れた日数が多く、曇りや雨の時間帯が少なかったので、降水量は2年連続で水不足が心配されるほど少なく(平年比15.5%)、日照時間はかなり多く(平年比135.6%)なりました。気温は上旬は寒気の影響で低く、中旬から南からの暖気が入って最高気温が引っ張る形で高くなりました。
下旬は、21日に久し振りにまとまった雨(日降水量38ミリ=5月の9位)が降った後、偏西風の蛇行(南北方向)が顕著になって上空に北からの寒気が入って長期間滞留したことや、同時に東海上の高気圧の西縁を回って南からの暖湿気も入りやすく、日中の地上付近の気温上昇もあって、大気の状態が不安定になることが多く、中旬までのように一日中晴れ続けることがなくなりました。春の移動性高気圧ではなく、低気圧に囲まれたことで本州周辺が(相対的に)高圧部になって晴れたという面もあり、平年並の日照水準まで戻りました。
午後から夜半の雲は翌日の午前中まで消えないことも多かったので、この分も日照時間を減じました。降水量はかなり多く(平年旬比192.6%)なり、月末に真夏日を記録するほど最高気温・最低気温ともに高く推移しました。
5月の月間日照時間は256.8時間で、5月として昨年の299.9時間に次いで2位、通年でも昨年5月と一昨年(平成24年)8月の279.7時間に次いで3位となりましたが、下旬の県内他地点(諏訪など)の順調さを鑑みると、この時期の伸び悩みはちょっともったいなかった気がしています。降水量は月間値では少なく、気温は後半暑くなったものの上旬の冷え込みもあって、平均気温はやや高い程度でした。
(新緑のけやき並木(上田城跡公園二の丸)5月25日撮影)
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