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更新日:2018年4月1日
上田地域振興局
平成26年6月の月間発電実績は2,570.2kWh(1kWあたり128.5kWh)で、前年同月比101.0%・前月比81.4%となりました。また、過去1年間のパネル1kWあたりの発電実績は1,445.9kWh(設備利用率16.5%)で、前年同月比95.7%・前月比100.1%でした。
なお、太陽光発電量に最も影響の大きい日照時間(上田アメダス)は167.0時間で、前年同月比105.4%・平年比103.3%・前月比65.0%でした。
月 |
平成25年(kWh) |
前年同月比(%) |
前月比(%) |
平成26年(kWh) |
前年同月比(%) |
前月比(%) |
5 |
3,487.1 |
122.8 |
122.3 |
90.5 |
105.1 |
|
6 |
2,545.0 |
93.5 |
73.0 |
2,570.2 |
101.0 |
81.4 |
【6月の天候コメント(メモ)】
平成26年(2014年)6月の上田(アメダス)の気象は、偏西風の南北蛇行がもたらした(1)上空への強い寒気の流入、(2)低気圧の動きの遅さ、(3)梅雨前線の南下、(4)南・東からの暖湿気の流入によって、平年の梅雨時(=前線由来)とは異なり、大気の状態が不安定になることに由来する雷雨や局地的(・ゲリラ的)な降雨に特徴がありました。
上旬は、月初の高温期を経て5日に梅雨入りした後は、曇りや雨の日が続く梅雨時らしい天候でした。中旬以降は梅雨前線は南に下がり、大陸からの高気圧に覆われて梅雨の晴れ間も多くありました。ただ、偏西風の南蛇行により上空に北から強い寒気が入り、かつ長く居座っているところに、地表付近には(梅雨前線を乗り越えた)南からの湿った空気や東※からの比較的暖かい空気が流れ込んだため、この時期として寒暖差が大きくなって大気の不安定な状態が長期間続き、日中昇温後の午後・夕方の短時間に、真夏の夕立のような降雨(=大雨警報級)が相次ぎました。
※ 偏西風の南北蛇行の東側、カムチャッカ半島の南海上に停滞した高気圧は、平年の梅雨時に見られる寒冷湿潤のオホーツク海高気圧と異なり、比較的温暖だったので、関東・東信の下層に温暖・湿潤な気流を吹き出し、上層寒気との状態を不安定にさせて連日の雷雲・雷雨を発生させました。
こうした中で日照時間は、低気圧の動きが遅くなって曇りや雨の日が続いた上旬はかなり少なく、梅雨前線の影響が小さくなった中旬は持ち直し、下旬は多くなって月間ではぼ平年並となりました。また、平年より3日早く6月5日に梅雨入りした降水量も平年並、気温は特に最低気温が高く推移しました。
蚕影町(上田市常田1)のしだれ桑から常田館の四階繭倉庫を望む(6月21日撮影)
【追記】
今年の梅雨期間(速報値)は6月5日から7月22日の47日間(平年43日間)で、梅雨入りは平年より3日早く梅雨明けは1日遅くなりました。この間の降水量は209.0ミリ(平年梅雨応当期間で202.5ミリ)で平年梅雨期間(194.9ミリ)とほぼ同じ、日照時間は240.9時間(平年梅雨応当期間で230.5時間)で平年梅雨期間(217.5時間)よりも多くなりました。
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