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更新日:2018年4月1日
上田地域振興局
平成26年4月の月間発電実績(欠測補正後)は3,005.1kWh(1kWあたり150.3kWh)で、前年同月比105.4%・前月比111.6%、4月として過去4年間の最高値となりました。また、過去1年間のパネル1kWあたりの発電実績は1,461.2kWhで、前年同月比98.3%・前月比100.5%でした。
なお、太陽光発電量に最も影響の大きい日照時間(上田アメダス)は246.9時間で4月として多照2位、前年同月比110.4%・平年比118.2%・前月比112.8%でした。(コメント下記記載のとおり)
月 |
平成25年(kWh) |
前年同月比(%) |
前月比(%) |
平成26年(kWh) |
前年同月比(%) |
前月比(%) |
3 |
2,869.0 |
128.8 |
132.0 |
93.9 |
172.5 |
|
4 |
2,851.2 |
108.4 |
99.4 |
3,005.1 |
105.4 |
111.6 |
平成26年4月の実績値について、上田合庁の耐震工事による欠測(4月26日)がありましたので、当月の実測データに基づき、推計・補正しました。
【4月の天候コメントメモ】
移動性高気圧に覆われたとき(=高気圧の東側)は晴れ、その後東方に移動した高気圧の後ろ側(西側・南西側)に入り、次の(移動性)高気圧までの気圧の谷や低気圧の影響を受けるときは曇りや雨となるのを3~5日の周期で繰り返すのが春の典型的な気候ですが、今年の4月はその周期日数が長く、また、天気の崩れは軽く短期間で済む傾向がありました。
この理由は、期間を通じて、本州付近の高気圧が東西に長く帯状になったことで高気圧に覆われる期間が長くなったことや、本州から離れた南海上を進むことが多かった低気圧の影響を受けることが少なかったためで、日照時間は高いレベルで推移しました。
特に、4月5日から4月17日までの日照時間は139.5時間(1日平均10.7時間、期間平年比155.5%)を記録しました。この間は13日間連続で降雨(降水)がなく、上田城趾公園の桜が満開となった14日には、軽井沢アメダスで最小相対湿度4%と極値更新するほど乾燥しました。山火事も起きましたが、例年見られる花を散らす風雨の影響もなく、比較的長期間お花見を楽しめました。
下旬にも、再度帯状高気圧が出現して連続5日間の高水準日照がありましたが、最終週の3日間は、これまで好天を長期継続させてきた高気圧の動きの遅さが逆に作用し、前線や次の高気圧の動きをブロックする形になり、天候の回復に手間取りました。また、日本海に入った低気圧が寒冷渦となって大気を不安定化させ、比較的まとまった雨量となりました。
中旬までは、全月歴代1位の平成25年5月にも比肩するハイペースの日照時間でしたが、下旬には日照1時間以下の日が4日あるなど平年旬比マイナスに転じました。この結果、月間の日照時間は4月として平成21年(2009年)に次いで多照2位(平年比118.2%、全月で多照5位)にとどまり、降水量は同じく少雨9位(平年比60.8%)となりました。
平均気温は、月の前半に強い寒気の流入があったことや、晴天期の放射冷却によって最低気温が低めだったのに対し、夏日が1日にとどまるなど最高気温が安定的に推移したため、平年並(マイナス0.5℃)となりました。
(桜満開の上田城(北櫓)(平成26年4月15日撮影))
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