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更新日:2018年4月1日
上田地域振興局
平成26年3月の月間発電実績(推計補正後)は2,692.9kWh(1kWあたり134.6kWh)で、前年同月比93.9%・前月比172.5%でした。また、過去1年間のパネル1kWあたりの発電実績は1,453.5kWhで、前年同月比98.5%・前月比99.4%になりました。
なお、太陽光発電量に最も影響の大きい日照時間(上田アメダス)は218.8時間で、前年同月比89.8%・平年比109.2%・前月比116.0%でした。
月 |
平成25年(kWh) |
前年同月比(%) |
前月比(%) |
平成26年(kWh) |
前年同月比(%) |
前月比(%) |
2 |
2,174.1 |
108.9 |
99.6 |
71.8 |
74.7 |
|
3 |
2,869.0 |
128.8 |
132.0 |
2,692.9 |
93.9 |
172.5 |
平成26年3月の実績値について、上田合庁の耐震工事によるパソコンデータへの蓄積エラーがあります。欠測分は過去の3月実績分の一次近似(1kWあたり日発電量=0.4574×日照時間+1.1737)により推計・補正しました。
【3月の天候コメントメモ】
「春に三日の晴れなし」という言葉どおり、移動性高気圧と低気圧・気圧の谷が交互に通過し、天気は数日の周期で変わりました。低気圧による曇天・降雨に加えて、真冬並みの寒気の流れ込み(=寒の戻り)、気圧の谷、等圧線が東西(=横)方向となる気圧配置では理論どおりに雲が出やすくなり、冬季のように長時間の日照が毎日続くことはありませんでした。
しかし一方で、一日単位での連続晴天力は強くなり、寒気の弱い西高東低型気圧配置や移動性高気圧に覆われたときは、日出時刻から日没時刻までほぼ安定的に連続して日照がありました。月間を通して、10時間超の快晴か一日中雨・曇かといったかなりメリハリのある天候になり、日照時間は3月として統計開始以来7位の多照となりました。(下記参照)
月平均気温は平年並でしたが、上旬はかなり低く(強い寒気)、中旬は平年並、下旬はかなり高く(東南風の暖気、3月29日の最高気温23.8℃(高4位)、3月30日の最低気温7.4℃(高9位))なり、月末には一気に春めいた印象がありました。
天気が周期的に変わる中で、降水量は平年より多くなりました。特に前線を伴った低気圧が本州上を進んだ3月30日の雨は27.0ミリ(日降水量2位、1時間降水量3位、10分間降水量2位)で、3月としてはまとまって強く降りました。
なお、上田の当月3月の日照(218.8時間)を上田の1月(199.6時間)及び同じく東信の佐久の同月3月(213.7時間)と比較したグラフを掲載しておきます。1月は降水(雪)・曇りの日数が少なかった(=晴天率が高い)ため、全日での昼間の日照時間が長くなっていますが、午後になるとやや曇りやすくなります。佐久は午後3時過ぎからの1時間で急に雲が出る傾向が顕著でしたが、これ以外の時間帯の傾向はほぼ同じなので、この差が上田と佐久との日照時間差になっています。(晴天日:日照時間が3時間超の日)
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