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更新日:2018年4月1日
上田地域振興局
平成26年10月の発電実績は2,234.4kWh(1kWあたり111.7kWh)で、前年同月(単月)比114.9%・前月比86.1%となりました。
月 |
平成25年(kWh) |
前年同月比(%) |
前月比(%) |
平成26年(kWh) |
前年同月比(%) |
前月比(%) |
9 |
97.7 |
84.6 |
107.6 |
122.0 |
||
10 |
83.3 |
80.6 |
2,234.4 |
114.9 |
86.1 |
また、太陽光発電量に最も影響の大きい上田(アメダス)の10月の日照時間は185.1時間(多照8位)で、前年同月比127.8%・平年比113.8%・前月比94.3%でした。このコーナーの気象関係データについては、気象庁のウェブ(外部サイト)から引用しています。
【10月の天候コメント】
少雨だった9月に対し、10月はメリハリがあって周期的に変わり、上旬に1回(台風18号)、中旬にも1回(台風19号)の2つの台風の接近・上陸があったため、降水量は多く(多雨10位)なりました。その一方で、台風一過は乾燥した寒気を伴った移動性高気圧に広く覆われて晴天の日が多く、かつ好天期間が安定的に長続きしたため、一般的には降水量とトレードオフになる日照時間もまた多く(多照8位)なり、9月中旬から10月中旬まで4旬連続して平年比プラス(3月中旬から4月中旬以来で今年2回目)となりました。なお、10月下旬の日照時間は平年値と同じ、11月上旬はマイナスでしたので、多照記録は4旬連続でストップしました。
平均気温は、上旬が高く(10月3日が真夏日(高2位))、中旬は空気が乾燥して放射冷却もあったので低くなり、下旬も後半は冷え込んで季節が順調に進みました。
上田盆地の寒候期は非常に底堅い日照を基調としつつも、(1)移動性高気圧の中心の南西方向に入ったり、気圧の谷の影響を受けて千曲川沿いに南東方向から暖湿気が流入するときや、(2)冬型の気圧配置で強い寒気・雲(北西風)が岩鼻-太郎山を越えて入ったときは、中・東信ベンチマーク先の松本や佐久(北関東)と比べて日照が顕著に伸びないことがあります。10月8日は南東風型、10月27日は冬型寒気型の虫食いの例です。
(▲(1)南東暖湿風による虫食い(朝夕) ▼(2)北西寒気による冬季の北信・長野に似た虫食い(午後))
(発電量yを日照時間xの一次関数としたときの傾きa(横軸)と切片b(縦軸)の組み合わせ(各月実績の平均値)をプロットしています。季節によって似たような傾向を示していることが分かります。)
(初雪を待つ湯ノ丸山(標高2.101m)、池の平スキー場から平成26年10月30日撮影)
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