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更新日:2023年8月14日
環境保全研究所
環境保全研究所では、県民の皆さまに自然にふれあいながら学習していただくための「自然ふれあい講座」を開催しています。
ここでは、令和元年度の開催の様子をお伝えします。
長野県内6会場(公園や雑木林)において、地元の子ども達にセミの抜け殻を採集していただき、セミの抜け殻を分類していただきました。セミの種類毎に抜け殻数を集計し、他の地点や過去の結果と比較して、各地の特徴や年次変化について解説しました。このような作業を通じて、自然環境に親しんでもらいながら、地球温暖化などの環境変化が身近な自然に及ぼす影響について学習していただきました。本講座は信州環境カレッジの地域講座に登録されており、講座に参加した子ども達には受講証と景品をプレゼントしました。
日時 | 場所 | 参加人数 | 担当 | |
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第1回 | 8月1日(木曜日)午前10時から12時 | 伊那市 鳩吹公園 | 34名 |
主任研究員 浜田崇、研究員 陸斉 |
第2回 | 8月2日(金曜日)午前10時から12時 | 松本市 アルプス公園 | 11名 |
主任研究員 浜田崇、主任研究員 畑中健一郎、技師 葉田野希 |
第3回 | 8月5日(月曜日)午前10時から12時 | 長野市 川中島古戦場史跡公園 | 28名 | 主任研究員 尾関雅章、自然環境部長 堀田昌伸、主任研究員 畑中健一郎 |
第4回 | 8月7日(水曜日)午前10時から12時 | 大町市 市立山岳博物館 | 28名 | 主任研究員 尾関雅章、研究員 陸斉 |
第5回 | 8月8日(木曜日)午前9時30分から12時 | 上田市 染屋の森 | 28名 | 研究員 栗林正俊、自然環境部長 堀田昌伸、技師 高野宏平 |
第6回 | 8月9日(金曜日)午前10時から12時 | 飯田市 かざこし子どもの森公園 | 26名 | 研究員 栗林正俊、自然環境部長 堀田昌伸、技師 葉田野希 |
長野県環境保全研究所
自然観察指導員長野県連絡会、セミの抜け殻しらべ市民ネット
伊那市、自然観察の会ひこばえ、TOY BOX、松本市、松本市教育委員会、長野市、長野市立博物館、市立大町山岳博物館、染屋の森の会、NPO法人やまぼうし自然学校、上田市、上田市教育委員会、飯田市美術博物館、かざこし子どもの森公園
第1~6回の全6会場で天候に恵まれて、子ども達に楽しみながらセミの抜け殻探しをしていただくことができました。セミの抜け殻の分類は、スタッフや地域のボランティアが子ども達をサポートしながら行いました。集めたセミの抜け殻の一部は、子ども達へのお土産として持ち帰っていただきました。また、セミの生態や信州に生息する12種類のセミについて解説するなどしつつ、本講座を毎年継続していけば、みんなで集めたセミの抜け殻が地球温暖化の影響を調査するのに役に立つかも知れないことを学んでいただきました。
抜け殻採集の様子(飯田会場)
過去のセミの抜け殻調査結果の解説(長野会場)
セミの種類を分類します(大町会場)
セミの種類ごとに抜け殻の数を数えます(松本会場)
セミの抜け殻しらべ市民ネットの方による解説(上田会場)
高いところにある抜け殻をとる様子(伊那会場)
長野会場の集計結果発表の様子
飯田会場の調査前の様子
羽化直後のミンミンゼミ(上田会場)
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