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更新日:2020年2月14日
環境保全研究所
「山と自然のサイエンスカフェ@信州」(略称“山のサイカフェ”)は、当研究所の研究員や外部からお招きした研究者が、信州の大きな特色と魅力の源である“山と自然”に関する話題を提供し、参加者のみなさまとともに気軽に語り合うというイベントです。
ここでは、令和元年度(平成31年度、2019年度)の開催の様子をお伝えします。
回 | テーマ | 開催日 | 備考 |
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第1回 | 長野・新潟県境付近の植物のうつりかわり | 5月16日(木曜日) | 開催済み |
第2回 | 霧ヶ峰のお花畑をどう守る? | 6月13日(木曜日) | 開催済み |
第3回 | 高山植物の生活史:山の上の暮らしぶり | 7月4日(木曜日) | 開催済み |
第4回 | 9月26日(木曜日) | 開催済み | |
第5回 | これからの気候変動にどう備えるか? | 10月24日(木曜日) | 開催済み |
第6回 | 土がおしえてくれること | 12月19日(木曜日) | 開催済み |
第7回 | 登山者とつくるライチョウの今 | 1月30日(木曜日) | 開催済み |
会場:ステーションビルMIDORI長野「りんごのひろば」
本年度第7回(通算49回)の「山と自然のサイエンスカフェ@信州」では、登山者から寄せられた目撃情報をもとに、ライチョウの生息状況把握を試みる研究を紹介しました。
「モデル予測の活用により、偏りのある登山者情報をうまく利用できる可能性があることが分かりました。」「登山者からの情報がさらに集まることを期待しています。」などの声を頂きました。
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本年度第6回(通算48回)の「山と自然のサイエンスカフェ@信州」では、私たちの足もとにある“土”から過去の地球環境を探ってみました。
「古土壌から昔の気候が推定できることが興味深かった。」「用語が専門的すぎて素人には難しかったですが、内容はとても興味深かったので今後に期待します。」などの声をいただきました。
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本年度第5回(通算47回)の「山と自然のサイエンスカフェ@信州」では、これから起こりうる気候変動に私たちはどう対応すればいいのか? 気候変動への適応の取組を紹介しました。
「気候変動の影響と適応策の重要性を改めて認識できました。」「標高が高いという長野県の特徴を踏まえた研究や情報発信に期待します。」などの声を頂きました。
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本年度第4回(通算46回)の「山と自然のサイエンスカフェ@信州」では、秋の恵みに感謝しつつ、キノコたちの自然界での活躍ぶりに目を向けました。
会場前を通りがかった大阪や北海道の方も御参加下さり、「久しぶりに勉強させてもらいました。楽しい出会いでした。」「菌類と動物が近い仲間であることが、驚きだった」「菌類の役割は地球にとってとても役にたっていることに感心した。」などの声を頂きました。
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本年度第3回(通算45回)の「山と自然のサイエンスカフェ@信州」では、夏山を彩るコマクサやウスユキソウといった高山植物の生活史に迫りました。
「高山植物の見方について新しい眼がひらけた」「植物の生活史を調べる重要性が分かった。図鑑にのっていない小さい発見の話をいろいろ聞けて面白かった。」「植物愛が伝わってきて楽しかった」「またマニアックな世界をのぞかせてください」といった反響を頂きました。
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霧ヶ峰では花々を柵で囲ってニホンジカの食害から守っています。本年度第2回(通算44回)の「山と自然のサイエンスカフェ@信州」では、その意義に科学の目で迫りました。たくさんの方のご参加、活発な意見交換をありがとうございました。
現地での地道な調査や、ドローンを用いた花数の解析等について興味深く聞いて頂きました。「1990年代にニッコウキスゲが一面の折に訪れたことがあり、今回の発表でシカ害の様子が分かりました。」「ニッコウキスゲを守る活動が調査によって効果的だとわかり、より保護活動に取り組む意欲を頂きました。」「ドローンの実物があって分かりやすかった」「陸から空からDNAレベルで、それぞれの調査結果が比較できて大変興味深かった。」といった声をいただきました。
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今年度の初回(通算第43回)となる山と自然のサイエンスカフェ@信州を開催したところ、多くの方々にご参加をいただきました。皆さま興味深くお聞きいただき、たくさんの質問、活発な意見交換をありがとうございました。
「気温だけでなく、積雪量が植物の分布や形態に大きく影響していることがわかった。」「クスノキ科の植物は暖かい地方のクスノキの樹木くらいしか知らなかったが、雪国の信州にもダンコウバイという樹木がクスノキ科ということを知った」などの反響をいただきました。
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