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更新日:2014年12月12日
長野県知事 阿部守一
それでは12月12日の会見を始めたいと思います。本日で11月定例県議会が閉会ということで、県議会の皆さま方には慎重審議の上、補正予算案、各条例案、ご議決いただいたこと感謝しております。
補正予算案も追加補正も含めてご議決をいただきましたので、速やかに成果が上がるように執行していきたいと思います。また、いまだに御嶽山の噴火警戒レベルがレベル3のままの状況でありますし、神城断層地震への対応というものも、まだ引き続き取り組むべき課題が山積しておりますので、しっかりと被災者の皆さま方の思いに寄り添った災害応急対策、そして災害復旧・復興に取り組んでいきたいと思っています。
私の方からは1点だけお話をしたいと思います。「長野県・軽井沢サミット誘致推進シンポジウム」の開催ということであります。2016年の主要国首脳会議の誘致を関係団体の皆さんと一緒に取り組ませていただいているところでありますが、9月24日に「2016年主要国首脳会議(サミット)長野県誘致推進協議会」を県内経済4団体、市長会、町村会、軽井沢町と立ち上げたところであります。この活動の一環として12月25日に軽井沢大賀ホールでこの協議会の主催で「長野県・軽井沢サミット誘致推進シンポジウムin軽井沢大賀ホール」を開催致します。2部構成で予定をしておりまして、第1部の講演会、元NHKのニュースキャスターで外交評論家の磯村尚徳氏に「世界の中のNAGANO~軽井沢の魅力を世界へ~」という題でご講演いただきます。また第2部では信州大学地域戦略センターの林准教授にコーディネーターをお願いして、軽井沢の藤巻町長、インターナショナルスクールオブアジア軽井沢の小林りん代表理事、そして前回日本で開催された洞爺湖サミットの企画運営、関連事業の企画運営で携われた洞爺湖温泉観光協会の元職員中村真澄さん、加えて私もパネラーとして参加して、「小さな“まち”から未来へはばたく~長野県・軽井沢 世界へ向けて魅力発信~」と題して、シンポジウムを行いたいと思っています。このイベントを通じて機運を盛り上げていきたいと思いますし、また、多くの皆さま方にサミットを知っていただく機会としていきたいと思っております。大勢の皆さま方のご来場をお待ちしております。
私の方からは以上です。よろしくお願い致します。
信濃毎日新聞 島田誠 氏
明後日が衆院選の投開票になります。一方で並行しまして、国では例年であると来年度予算の編成作業の大詰めを迎える時期ですけども、今年については衆院選の影響もあり、国の方でも予算編成作業というものがずれ込んでいるというふうに伺っています。現時点で県の予算編成作業への影響についてどうご覧になっていらっしゃるとか、それから国に対してはどういうことを今後求めていくのかを教えてください。
長野県知事 阿部守一
そうですね。国の予算編成作業がずれ込むので、私どもの予算編成にも影響はあり得るものと思いますが、ただ県としての予算の編成作業については当面粛々と進めていきたいと思っています。選挙結果がどういうふうになるか分からないと今後の力の置き方、政府としてどこに力点を置いてくるかというところが見通しにくいところもありますが、人口減少社会への対応、これは待ったなしで日本全体で取り組むべき課題であろうかと思っておりますし、また東京一極集中の是正、地方への分散ということも今の日本の社会の中では多くの皆さんのコンセンサスが得られる分野じゃないかなと思います。そうした部分については、県として力を入れて来年度予算に向けて取り組んでいきたいと思いますし、また防災・減災、今年1年さまざまな災害に見舞われてしまった年になったわけでありますけれども、この教訓を生かすべく、来年度予算にはさまざまな防災・減災関連の取り組みを計上していきたいと思っておりますので、そうした点については政府に対してもしっかりと求めていくことは求めていきたいと思っています。
信濃毎日新聞 島田誠 氏
分かりました。おそらく予算編成作業、影響が出るとしても収入の部分での地財計画(地方財政計画)がどうなるかであるとか、そうした収入のところが固まってくるかこないかということだと思うので、影響は年内の県の作業としては、表面上は見えないのかもしれませんけれども、今のところそうしますと例年通り予定されてらっしゃる、12月下旬に例年されているのは、各部局の予算要求状況の公表などを県としては発表されてらっしゃると思いますが、こうしたものについては予定通り12月下旬に公表していくということでよろしいですか。
長野県知事 阿部守一
そうですね。そこは公表していきたいと思いますが、ただ、今、例えば申し上げましたが、防災・減災みたいなところは、ここしばらくの動きの中からやはり力を入れていかなければいけないと思っていますので、ものによっては数字が固まらない中での事項要求的なものも各部からは出てくる可能性もあると思っています。
信濃毎日新聞 島田誠 氏
分かりました。それからもう1つはまた別の質問になりますが、例年この時期に漢字能力検定協会さんが今年の漢字一字というのを発表されてらっしゃって、今年は税金の「税」、消費税の「税」、「税」という字が今年の漢字に選ばれたそうですが、長野県のこの1年を、知事も2期目に入られましたけれども、県政つかさどってきての知事が考える今年の長野県の一字というのはどんな字になられますでしょうか。
長野県知事 阿部守一
そうですね。毎年質問されているので、いろいろ考えたんですけれども、今年は「絆」だなと。糸偏に半分の半で「絆」ですね。いろいろありますけれども、1つはやっぱり災害が多い年でありましたけれども、多くの地域の皆さんの支え合い、絆の中で被害が最小限に食い止められたということがあります。神城断層地震もあれだけの住宅の倒壊がある中で、亡くなられた方が出なかったというのは地域の皆さんの支え合い、助け合いの力だと思いますし、御嶽山の噴火災害でも、警察・消防・自衛隊の皆さん、被災された行方不明の皆さんの思いにしっかり寄り添って、命がけでの救助活動を行っていただきましたが、それも人と人との強い絆のなせる技だと思います。また今年は、ブラジルの長野県人会55周年式典に参加させていただき、ブラジルの皆さんの故郷、ふるさと長野県に対する思いの強さというものも肌身で感じたところでもありますし、加えて、中国の河北省、そしてアメリカのミズーリ州、長野県が姉妹提携を行っている両省、州との長野県との絆、つながりの、これからのことも含めて、強さというものを確認できた年でもありました。あとは、私事になりますけれども、8月は知事選挙がある中で、本当に多くの皆さま方から力を与えていただいたおかげで当選させていただき、2期目に入ることができたということで、私の今年1年を振り返って、主要な出来事を振り返る中で、やはり人と人とのつながり「絆」。これが一番私としては印象深い1年であると思っています。
長野県知事 阿部守一
ありがとうございました。
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