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更新日:2021年5月1日
聴覚に障がいがある方は「聞こえない」ことのほかに「コミュニケーションがとりにくい」「音声による情報が伝わらない」「聞こえないことが外見から分かりにくい」等の不便さがあります。
特に音声よる情報が伝わらないことは、災害が起きた時には深刻です。
このページでは、災害時、配慮をお願いしたい点についてピックアップしています。
「存在に気づいてもらえない」「サイレンや防災無線の放送が聞こえな
い」ということは、状況の把握ができず、取り残されたり、避難が遅れ
たりする要因になります。
聴覚障がい者は、
・手話だけで会話をする人、
・自分の声で話せるが相手の声は全く聞こえない人、
・補聴器をつければ少しは聞こえるが全ては聞こえない人
等さまざまです。
災害時は正しい情報が求められます。
音から情報を得ることができない聴覚障がい者に正しい情報が届くよう、周囲の皆さまの御理解と御協力が必要になります。
◎ 身振りや指さしで危険を伝えてください。
◎ 口をゆっくりと大きくあけて話をしてください。
◎ 文字で伝える時は、文を短くしてください。
◎ 身振りや光の合図等、視覚からの情報で分かるように伝えてください。
◎ ご近所や地域とのつながりや支え合いが不可欠になります。日頃からコミュ
ニケーションが大事になります。
非常時の持ち出し品リスト
事前に確認しておくと安心ですね。
◎ 音声での案内では把握できませんので、貼り紙やホワイトボード等で
情報提供をお願いします。
◎ 情報は、箇条書きにする等簡潔にお願いします。
◎ 発信日時を記載する等、どれが新しい情報かわかるように配慮をお願いし
ます。
このようなバンダナやビブスを
作成している市町村もあります。
◎ 聴覚障がい者のコミュニケーション支援として 手話通訳者・要約筆記者を派遣する制度があります。窓口は、居住市町村の
福祉担当になります。
◎ また、盲ろう者通訳介助員の派遣窓口は、長野県聴覚障がい者情報センター(電話:026ー295ー3530 FAX:
026ー295ー3567)になります。
◎ ページ中のイラストは「長野県手話ガイドブック手話で話そう ~災害に備えて~」から抜粋した
ものになります。イラストの無断転写及び使用はご遠慮ください。
◎ また「長野県手話ガイドブック手話で話そう ~災害に備えて~」は共生社会実現のための手話講座で使用します。
共生社会実現のための手話講座は、10人程度のグループ(県内の団体・企業・会社等)のもとに、ろう者が講師として訪問
し手話講座を行うものになります。詳しくは、長野県聴覚障害者協会(電話:026ー295ー3612 FAX:026ー
295ー3610)にお問い合わせください。
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