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更新日:2023年1月30日
水産試験場
一つ、質問です。 この前、お父さんと一緒に釣りに行った時に、川の中の石を裏返してみたら小さな虫がいっぱい動いていたよ。ちっちゃな石のかたまりもくっついていたけど。これってな~に? |
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ますお君が見つけたのは、虫の"すみか"なんだよ。その中に虫がいるんだ。石からはがしてみると虫が出てくるよ。
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川の虫で、川のきれいさがわかるって聞いたことがあるけど・・・。 | |||||
川の上流にはイワナが、下流にはコイやウグイがすんでいるよね。同じ川でも場所によってすんでいる魚の種類がちがっているんだ。 |
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うん、体が伸びたり、ちぢんだりしているよ。 | |||||
きれいな水にいるウズムシやよごれた水にいるヒルは、体が伸びちぢみするんだ。 きれいな水の流れている川でも水が流れていないところではヒルがいることがあるんだよ。虫を取って川の水をしらべるときは、決められた条件のところでしないと正確な調査はできないんだよ。 |
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どんなところで取ればいいの? | |||||
浅くて、石の多い、流れのあるところで取るんだ。深さは、だいたい30cmくらいまでのところがいいね。 | |||||
どんなふうにしてとればいいんですか? | |||||
流れの下流のほうに網をおいて、石をひっくり返すと水の流れにのって生き物が出てくるので、それを網で受けるんだ。石に張り付いている虫や石の裏に"すみか"を作っている虫などは、ピンセットで取ることもあるね。 | |||||
取った虫はどうするの? | |||||
そうだね、平らなバットなどに入れて、種類を図鑑(川虫、水生昆虫などの図鑑)などで調べるんだ。 |
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は~い、よくわかりました。 |
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ちょっとまって、川に行く時にはよく注意するんだよ。一人では絶対に行かないこと。大人の人と一緒がいいね。それから、流れの速いところや深いところへは近づかないこと。すべったりケガをしないように、はだしで川の中にはいらないようにね。 |
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はい、気を付けます。 お父さんやお母さん、友だちと行くようにしま~す。 |
トビケラ |
カゲロウ |
カゲロウ |
カゲロウ |
水の種類 | 指標生物(よごれの度合いを示す虫) |
きれいな水 | カワゲラ、ヒラタカゲロウ、ナガレトビケラ、ヤマトビケラ、 ヘビトンボ、ブユ、アミカ、サワガニ、ウズムシ |
少しよごれた水 | コガタシマトビケラ、ヒラタドロムシ、ゲンジボタル、 コオニヤンマ、スジエビ、カワニナ など |
よごれた水 | ミズカマキリ、タイコウチ、ミズムシ、ヒル、タニシ など |
大変よごれた水 | セスジユスリカ、アメリカザリガニ、サカマキガイ、エラミミズ など |
★分け方(左から右へたどると分けられます。)
足 が あ る |
足は6本 | イモムシ型 | トビケラの仲間、ヘビトンボ など | |
イモムシ型でない | 尾が3本 | カゲロウの仲間 など | ||
尾が2本 | カワゲラの仲間、ヒラタカゲロウの仲間 など | |||
その他 | ヤゴ、タイコウチ など | |||
足は6本以上 | サワガニ、アメリカザリガニ、ミズムシ など | |||
足がない | ヒル、ミミズ、タニシ など |
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