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更新日:2024年2月22日

諏訪建設事務所

第13回砥川流域協議会

 

第13回 砥川流域協議会 要旨

 

日時: 平成16年2月13日(金)  18:30~21:30
場所: 下諏訪総合文化センター 集会室

討議内容

座長:11月に流域協議会の提言を出したが、その後もいろいろな動きがあった。その中で大きかった事は、先月末の河川整備計画の認可申請延期方針を示した知事会見であったと思う。流域協議会としては、ただ会見を聞くだけでなく、ここで説明を聞きたい。今、河川整備計画の状況がどうなっているか説明願いたい。

長野県:1月31日に知事会見で長野・諏訪圏域の河川整備計画認可のスケジュールの延期を発表した。そこまでの経過について説明する。まず、諏訪圏域の河川整備計画は、岡谷市、諏訪市、茅野市、下諏訪町、富士見町、原村の6市町村の県管理河川の今後30年間の整備目標を立てるもの。県内には、圏域として河川整備計画が認可となった圏域はない。長野県としては、砥川を含む諏訪圏域を重要ととらえている。9月と10月の2回、流域対策原案を関東地方整備局へ説明した。そこで、国より流域対策案の科学的根拠・技術的根拠をもって 実現性を示すこと。また計画の妥当性・メリットおよびデメリットを住民へ説明するようにとの指導があった。一方で、河川改修については、流域協議会の議論で一定の評価を頂いた。 流域対策の詳細については、流域協議会と調整して実現に向けていきたいと思う。流域対策も河川整備計画に盛り込んでいきたいと考えている。流域対策の施設の効果・容量等は、諏訪建設事務所で検討中。河川改修とあわせて流域対策の流出解析を行っている。解析結果を受けて具体化し流域協議会で説明し同意を受け、国から了解をもらった後で河川整備計画を策定したいと考えている。また、当面の対策として河床整理など維持管理を行っていきたいと考えている。流出解析にもう少し時間をいただき、みなさまの同意をえてより良い計画としていきたいため延期させていただきたい。新年度早くに案を作成し、8月までに申請し認可となれば渇水期に事業着手していきたいと考えている。

会員:流域協議会では、まず河川改修をということで答申を出した。なぜ、河川改修だけ先行できないのか。

長野県:河川整備計画は、圏域の河川の今後30年間の治水対策を盛り込む。下諏訪ダム代替案として同等の治水安全度を満たすためには、河川改修と流域対策が必要。河川改修がある程度となったら、その後流域対策と考えている。

会員:H16着手と言ってきたが、河川改修+流域対策でないと国が認可しないと言うのは、県の考え方が甘い。以前から河川改修+流域対策が一体でないとダム代替案とならないと思っていた。流域対策案が国が認可できるレベルまで達するまでの議論が必要だった。企画局が流域対策原案を策定したということだが、その中に技術者が入って技術的に検討すべき。場所が曖昧であるし、カット量の根拠も不明確であるし、本当に県の技術者が之ならできると自信をもてるものではないのではないか。そのような状況だから流域対策が進まないのではないか。

長野県:流域対策原案は河川改修原案に比べてまだ精度が低いと言うこと。科学的・技術的にどうかということで国から指摘があった。

座長:現在では、こたえとならない状況であると思う。

会員:圏域毎に計画を立てるようにというのはいつ法改正されたのか。また、新年度早々に計画を立て国へ申請していくのに流出解析が間に合うのか教えて欲しい。

長野県:河川法の改正は、平成9年。流出解析は、新年度のはじめまでには間に合う予定。

会員:流出解析の対象は、諏訪圏域すべてか。

長野県:砥川の流域のみを対象としていて、他の河川については行ってはいない。

会員:諏訪圏域には砥川と上川があるが、上川が決まらなくても砥川だけで認可となることもあるのか。

長野県:砥川について案がまとまれば、先行して国と協議することはできる。

会員:下諏訪ダムの代替案として、「河川改修+橋梁の架け替え」、「基本高水 280m3/sの見直し」、「河川改修8割+流域対策2割」という3つの方針があったと思うが、「河川改修+橋梁の架け替え」については流域協議会で早急に事業に着手して欲しいと言うことでまとめた。「基本高水 280m3/sの見直し」については、5年後に見直すということになっている、「河川改修8割+流域対策2割」の流域対策について、国が施設規模など具体的なことに踏み込むのはどうかと思う。

長野県:どういった規模のものでどれだけ洪水時にカットするかということを科学的・技術的根拠をもって説明することが必要となる。

会員:基本高水の再検証はどうするのか? 280m3/sは、変わらないのか。

長野県:ある数字を目標としないと計画は立てられない。5年後に見直しとなれば河川整備計画も見直しとなる。

会員:5年たてば、 300m3/sとなるかもしれないし、明日砥川に 200m3/sの水が流れるかもしれない。そのためにも、 220m3/sに対応する河川改修の工事に着手し、5年後の高水の見直し時にその増分について考えればよいのではないか。

長野県:1/100を達成するための計画があってその中で河川改修を進めていくという考え。

座長:流域対策原案の説明が7月にあったが、その後半年が過ぎているが何も進んでいないのか。

長野県:流域対策原案を精度の高いものにし、具体化して行くには、予算が必要。役所的な話になってしまうが、予算が成立したのが10月の県会で、その後発注し、契約するまでにさらに1ヶ月以上かかってしまう。説明後半年が経過したが実質的な作業時間    はには、その半分くらいである。流域対策原案を提示したときに、具体性に乏しかったことは事実。そのことについては、国からも指摘されていることである。

会員:8月の流域対策の説明の時、流域対策は30年で河川改修は10年と言った。河川改修は、あと9年で終わると確約して欲しい。

長野県:県はH15年認可、H16年から着手と言っている。今度もH16着手と言っている。そこから10年と考えてもらって良い。

会員:今更何を言っているのかという感じ。国の指摘は、流域協議会で指摘したことと同じ。理論的な裏付けがあって申請するのが当然のこと。私たちは真剣にやっているので、県も真剣に受け止めて欲しい。流域協議会は、ただ手続きだけてやっているわけではない。もう一つ確認したいが、今富士見橋で耐震補強工事を行っているが、河川改修を優先しようと言っている中で、税金の無駄ではないか。

長野県:1/100の治水安全度で河川整備計画をとることになっているが、砥川は今後30年で流域対策まで入ってくる。上川は河川改修の延長が長く、30年かかることが予想されるので1/50の治水安全度で進めている。企画局で策定した流域対策原案のカット量も間違いではないが、ハイドロの重ね合わせが医王渡橋で現れるので、単純な足し算とはならないことが流出解析に時間がかかっていることの一つの要因。また、福沢川との合流点の河道外遊水地をどうするか、中止しそこでのカット分を上流へもっていくかということも含めて検討しているため時間がかかっている。もう少しお時間をいただきたい。

事務局:富士見橋での耐震補強工事については、国土交通省長野国道工事事務所で行っている。諏訪建設事務所で河川改修計画を説明したが、設計期間等を考慮すると、諏訪地域が東海・東南海地震の強化指定区域に指定されていることからいつ地震がくるか分からないので是非やらせていただきたいとのことだった。金額については、300万円くらいと聞いている。

会員:国土交通省へは、県が自信を持った案を提示すべき。今のままでは、30年では実現できないと思う。真剣に考えて取り組んで欲しい。

会員:先ほどの説明では国への協議は、河川ごとにできるととれたが、2河川同時に河川改修+流域対策でないと認可にならないのか。どちらかで良いということもあり得るのか。また、河床整理は県単で行うと思うが、補助に取り入れてはいけないか。

長野県:河川整備計画の認可は圏域で認可する。その中に、砥川や上川といった個別の計画が入ってくることになる。国のチェック項目の中に圏域内の河川整備のバランスを考慮することになっているので、圏域での認可となる。また、補助事業をやるため河川整備計画をとるのではなく、県単の場合も含む。補助事業、県単事業にかかわらず抜本的な河川改修を行うには、河川整備計画の認可を受けることが必要となる。維持管理は河川に堆積した土砂を除去することや河川の流下を妨げる樹木等を伐採することで今までも行ってきており認可とは別のものである。

会員:砥川と上川あわせて認可となるということで理解させてもらって良いか。河床整理を補助事業に取り込めないかということは、河川改修計画の中での河床整理をすればと思ったから。

長野県:上川は、河川改修+流域対策ではない。30年で流域対策を行うのは難しいので、河川改修だけで進めていきたい。

長野県:1/100の治水対策を行うことには変わりはない。河川整備計画は、30年を目安に盛り込むとなっている。砥川は30年で流域対策まで行える。上川は規模が大きく30年で流域対策までは無理だが、最後に目標とする治水安全度は同じ。

会員:30年でおこなえる事業について認可を受けるということで理解した。

会員:諏訪圏域で認可とならなければ砥川も認可にならないのか。流域対策の技術的な裏付けがでないのはどこに問題があるのか。国が認可するレベルに達するまでに流域対策を説明できるかは、非常に難しいと感じる。とくに河道外遊水池の3ヶ所については、非常に疑問。福沢川の合流点の河道外遊水地は不可能。不可能と分かりきっているものは最初から排除すべき。シシバ岩の河道外遊水池についても地権者は絶対に反対といっている。用地買収が困難で、事業の実現性がきわめて低いところに計画を入れることを技術者がすることは考えられない。県の技術者が技術的にものを言えない状況がおかしい。ここで提案させていただきたいが、ダム計画予定地だったところに穴あきダムを造ってはどうか。他にダムを造るとなればさらにお金がかかるが、ダム予定地はすでに地質調査等も済んでいる。

長野県:河川整備計画の認可は、圏域毎になっている。

事務局:諏訪圏域は、15河川が諏訪湖に流入している。改修・未改修に分けて未改修のもの10河川(継続事業を含む)をあげていくことになる。砥川・上川といった言い方とはならない。砥川と上川はダム案で認可を受けていたが、今回は流域対策も含めた河川改修案で砥川・上川をあげていく。

会員:砥川は一度ダム案で認可を受けている。ダム案の計画を変更するしか認可を受ける方法はないのではないか。

長野県:全体計画に沿って事業を進めている場合は変更となっても問題はないが、今回の砥川・上川のように全く別の案となっている場合は変更とはならないと思う。 

会員:河川改修だけで要求はできないのか。河川改修だけやってもらえればよいと思うが。

長野県:河川整備計画は、30年間で治水対策するものを載せる。河川改修は10年で流域対策は河川改修の後になると思うが、30年間の間に両方実施し、ダム計画の1/100の治水安全度をカバーできる計画としたい。河川改修だけではダム代替案とならない。

会員:流域対策については結論はでないと思う。ダム計画の時のようにもめはじめたら河川改修もできない。流域対策について100%の合意はあり得ない。流域対策でもめたような場合でも河川改修は進められるのか。

長野県:河川整備計画が認可とならなければ、県単だとしても河川改修はできない。

会員:国から予算がこないからできないのか、それとも法令でできないのか。

長野県:河川法で定められている。国の法律によって決められている。

会員:流域対策は100%結論のでないものだと心配している。その場合に河川改修ができないのではないかと心配している。

長野県:流域対策は、地権者の合意まで得ないと認可できないものではない。水理学的に可能かということである。基本高水が、 280m3/sというのが目標としてあるので、それを満たす施設が必要となる。

会員:流域対策でつまずいており、今まで進めてきた立場からすると大変遺憾である。早急にしっかりした計画を立てて進めていって欲しい。私は、上川の流域協議会にも参加しているが、そちらでも圏域で認可となるということから早急に進めようという気持ちが高まっている。砥川の採卵事業についてはみなさまからご協力いたき計画を策定した。上川の計画については、砥川と歩調を合わせていきたいということで漁業関係者が譲歩できるところは譲歩するといった形で協力した計画となっているので、そういう点を加味し真剣に受け止めて早急に進めていただきたい。

会員:意見の合わない人が12回にわたる流域協議会で河川改修だけでも行って欲しいということで河川改修原案をまとめた。砥川の近くに住む人間として、いつ洪水がきて堤防が破堤するか心配なのでしっかりした堤防をつくってほしい。どうしてもというのなら、床下くらいの浸水なら我慢するので、流域対策はよいから、河川改修だけでもやって欲しい。

会員:河川改修だけでもやって欲しいという心情はわかる。しかし、 280m3/sという数字があるので、流域対策+河川改修でないと計画とならない。そこの部分が確実にならないと進めないということで理解して欲しい。そこで、もめて進まないのなら、極論として何もやってもらわなくても良い。そういう議論になってしまう。

会員:ダム計画がなければ弱い堤防だけ補強すればそれだけで良いという話だったと思う。 280m3/sどうこうでなく、弱い堤防を強化して欲しいということが私の言いたいこと。 280m3/sで認可とならなければ、弱い堤防の強化といったこともできないのか。水害対策のはじまりは堤防が決壊しないことが目的だったと思う。堤防の中の土のことは、何 m3/sが流れたから安全といったことは分からない。流域対策でもめたら河川改修もできないのかが心配。河川改修を進めて欲しいというのは、流域協議会でも一致したこと。

座長:流域協議会としては今後どんなバックアップをしていけるだろうか。

会員:国が認可するとかしないではなく、地元の流域協議会の意見は違うと言うことを国へ要望していって欲しい。

会員:県の姿勢が問題だと思う。流域協議会で提言したのは、まだ第一段階であり、県の原案を認めてもらったという感じでは甘い。認可になるには、公聴会、学識経験者の意見聴取・・・などまだまだ必要な行程がある。とても8月までには間に合わないと思うが。

会員:砥川を巡る問題は、時代が変わり県が情報を公開し、説明責任を果たすということで、再び我々のもとへ帰ってきたということ。H12年に県は、区長を対象に河川整備計画の公聴会を開催したが、そのときは傍聴すらさせてもらえなかった。区長の意見だけで住民意見を反映させたとしようとした。今は時代は変わったということ。その点で今苦労していると思う。その点で、我々は河川改修原案策定にあたり、住民意見を反映させまとめた案であると言える。国に認可してもらうのは県の仕事かもしれないが、必要だったら、国土交通省まで行って座り込みをしたって良い。

会員:河川改修のみの上川は賢明だと思う。砥川は河川改修のみとすれば良いと思うが、流域対策もダム計画に対して経費削減となるのであれば、有意義な計画であると思う。科学的根拠で説明できれば、国の財政が厳しい中では流域対策に力を入れてもらっても良いと思う。しかし、意見を聞くと河川改修のみでという意見が多いが、流域対策も早く実現性のあるものにし、お金をかけずに実現していっていただきたい。

座長:国の顔が見えない。何らかのアクションを国へはたらきかけられないか。280m3/sは守るべきとか、床下浸水ぐらいなら良いといったいろいろな意見がある、地元の切実な思いを国へ伝えていきたい。

会員:1/100の治水安全度で 280m3/sとなっていることが問題。1/50でよいから、河川改修だけ先行することは可能か。

長野県:従前から1/100の治水安全度で進めている。その安全度を満たす計画の代替案を立てていきたいので、現実には無理。

会員:河川整備計画の基本方針はお上が決めるということになっている。その後我々が決めることとなっている。県の河川改修原案の説明があったときも何でだろうということはあったが、まとめて提言をした。そのときも思ったが、 280m3/sというのは昔の計画。再検証した後に考えればよいのでは?

長野県:基本方針は、県ではなく国が決めるもの。諏訪圏域の場合は諏訪湖から天竜川を経て太平洋までつながっている。その一端である。基本方針については今すぐに立てるというめどがったっているものではない。

会員:先程も述べさせていただいたが、公聴会・学識経験者の意見聴取などまだまだ認可までに必要な手続きがある。そこまでをどうやっていくのか計画策定と併行して順序を早急につめていって欲しい。

会員:コンサルタントに県の原案が妥当か説明してもらってはどうか。

長野県:今の時点でいつとはいえないが、後日検討してからはなすことはできる。

会員:1/50に変えてくれというのではなく、流域協議会で流域対策はやらなくてよく、30年後でも良い、凍結して良いという結論を出して欲しい。流域対策と河川改修を切り離して進めて欲しいと流域協議会から住民意見として提言して欲しい。

座長:11月の提言でも河川改修は早急に進めて欲しいと示している。

会員:流域対策はのばしても良いとはっきり唱って欲しい。もともと、法の精神は住民を守るということが原点。

座長:国が認可しないのが現実。それを我々が何とかしなければ。

会員:国土交通省を引き出す必要がある。

会員:県と国がどのような話し合いをしているのか、情報を公開して欲しい。

長野県:資料を提供することは可能。国土交通省の人を呼べるかについては、無理ではないかと思う。国土交通省も浅川、砥川は懸案事項と考えていただいている。責任ある立場の人がこれから調整が必要。

座長:利水進捗状況について説明をお願いしたい。

長野県:枠組みに沿って、食品環境水道課と諏訪保健所では、岡谷市・下諏訪町さんと利水対策について協議してきた。岡谷市の必要量については現在協議中である。 平成19年度1000t程度が不足する見込みである。9月補正で岡谷市の地下水探査にかかる費用について、県として支援させて頂くこととした。今後の予定としては、砥川からの取水については今年度中に方向を出して、岡谷市に報告する予定である。地下水探査結果も本年度中に結果がでる見込みである。また、今後も進捗状況に変化があった場合など、座長さんと連絡を取り合っていきたい。

岡谷市:水源調査は代替案の一つということで説明させていただくと、3月20日が竣工となっている。

会員:平成19年度に 1,000m3/s不足とは?

長野県:平成32年の必要量を利水ワーキンググループで 33,800m3/sと需要予測した。平成32年までのそれぞれの年の需要予測から岡谷市の既存水源の枯渇を単純に毎年一定割合で減少したとすると平成19年には取水量より需要量が上回る。

会員:その場合の人口は?

長野県:H19年で、59,212人。

会員:今は、約55,000人だがそのあたりを整合をどのように考えているのか。

会員:実際の人口とは、約4,000人の乖離があるので机上の計算と事実とを合わせて計算すべき。毎年確実に人口が減っている中ではおかしいのでは?

岡谷市: 10,000m3/sを要求しているのは、将来を見通し、経済が活性化し人口増を見込んでいること、地下水の枯渇が進んでいる傾向があること、現在5水源で高度浄化を行っているが今後も使えるのかなどといったことを加味し、安心して飲める水を安定して供給したいというのが行政の姿勢。きれいな水をいただけるということで良いチャンスであった。また、県知事が代替案があり、いっしょに考えましょうといっているのでそれを示していただいてからというのが岡谷市の姿勢。

会員: 10,000m3/sの水を砥川から取水するとなると維持流量は?

事務局:以前の協議会でも説明させていただいたが、ダム計画では10年に1回の渇水の時にダムから補給するということだった。貯水施設をつくらずに、1日 10,000m3/sの水を砥川から取水するということになれば、維持流量に食い込んでくることになると思うが。

会員:誤解を招くといけないので付け加えさせていただきたいが、 220m3/sの河川改修だけでも先行して欲しいといったが、私はあくまで1/100の治水安全度の 280m3/sが必要だと思う。 220m3/sの河川改修先行といったのは、今の状況からいつ大雨がくるか分からないそういった中で少しでも安全にするには河川改修先行もやむを得ないからということ。 280m3/sをきちんと確保するためには、流域対策原案に盛り込まれている河道内遊水池、河道外遊水池が国の審査に耐えられるか心配している。逆提案として、ダム予定地にそれなりの規模の施設をつくってはどうかと思う。

会員:河道の流下能力には、堆砂土砂の影響が大きいので、河床整理等の維持管理が大切。まず第一に行って欲しい。当面の対策として維持管理を行っていくとなっているので是非行って欲しい。

会員: 1,000m3/s不足するという予測に賛成・反対の立場ではないが、新たな水源を外部から持ってくるのであれば慎重にすべき。

座長:以前から申し上げているが、利水についてはまだ不十分。3月22日に水源探査の結果がでるとのことなので、今度は利水だけで流域協議会を開催しなければと思う。

会員:以前からお願いしているが、流域対策の計画位置の現地調査をお願いしたい。

座長:今後機会があれば、いろいろと活動したいと思う。私でも事務局にでも良いので意見を寄せて欲しい。続いて、西村さんから資料をいただいているので説明をお願いしたい。

会員:下諏訪町長宛に、下諏訪町都市計画マスタープランについて案を提出した。

            ※※西村会員による説明※※

座長:立派なアイディアであり河川整備計画、赤砂崎の土地利用の計画に反映していただきたい。流域協議会の総意は、河川改修     と橋梁の架け替えを何よりも最優先するということである。それにあたり、長野県および諏訪建設事務所には、さらなる一層の     努力をしていただき我々、住民の意図するところをくんで欲しいと思う。



 

以上

 

お問い合わせ

所属課室:長野県諏訪建設事務所総務課

長野県諏訪市上川1-1644-10

電話番号:0266-53-6000

ファックス番号:0266-57-2946

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