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更新日:2024年11月6日
須坂看護専門学校
10月に入っても夏のような暑さの日もありましたが、ようやく秋らしい気候になってきました。校舎の周りの木々も急速に色づき、風の強い日には枯れ葉となって舞い散っています。また、郊外では秋の実りが本格化して、美味しそうな果物や野菜が直売所やスーパーに並んでいます。足早に北信濃の秋が深まっています。
今月は、2年生の校外授業や実習の様子、本校に学校見学で来校された高校生の様子をお伝えします。
「人間関係論Ⅰ」は他者と協議することを通して、良好な関係を築くために必要なスキルについて体験的に学習をします。
ここ数年、新型コロナウイルス感染防止のため、中止もしくは日帰り行程で実施してきましたが、今年は以前のように「国立妙高青少年自然の家」での宿泊も日程に入れて実施ができました。
1日目は本校に隣接する百々川河川敷の緑地公園で、テントやタープを設置するワークを行いました。各グループで工夫してアウトドア用品ではない農業資材や家庭にある道具や材料も使用して休息場所を設置するなどの活動を体験しました。これはアウトドア・アクティビティではもちろん、災害時の一時的な避難場所としても応用できそうですね。
2・3日目は妙高高原へ。妙高の自然の中をグループでオリエンテーリングのように探索して講師の先生方を探し出し、そこで指示されたものを見つけ出すネイチャーゲームに取り組んだり、デジタル・デトックスでスマホなしで自然の中で一人になるという体験をしたり、普段の学校生活では体験をしない内容の学習に取り組みました。日常とは違う状態での対応力や、グループで工夫しあってベストな解決策を考える力など、いろいろな意味でいい学びをしてきたと思います。
3日間の体験学習でリフレッシュ!これから本格的な実習が始まります。頑張りましょう。
2年生は小児看護学の実習で、保育園実習にのぞみました。
実習後の学生さんの感想です。
「毎日異なる年齢のクラスで実習を行うことで月齢だけでなく性別や年上の兄姉がいること、保育園に通っている年数により成長・発達に大きな差があることを学ぶことができました。なかなか次の行動に移ることができない園児に対して、ただ繰り返し同じ声がけをするのではなく『その子がやる気になる一言』をかけることで園児の行動が大きく変わることを学びました」
年齢・月齢という時間的な要因だけでなく、子どもたちそれぞれにいろいろな背景があって一人ひとりの個性が生まれてくるということでしょうか。これからの学びに生かしていきましょう。
昨年に続き、中野西高校1年生の皆さんが学校見学に来校されました。
この日は将来の職業を考えてそれぞれコースを選び、1日校外に出て、関係機関や学校の見学や体験をしたということです。本校には医療・看護系の仕事に興味関心のある皆さんが来てくれました。進路選択に役立てていただけたらと思います。
まず、看護系の仕事について紹介、資格を取るための進学についてお話しした後、本校ではどんな学びをしているのかを紹介しました。その後、模擬講義を受講してもらいました。
内容は「フィジカルアセスメント」という授業の一部で、「バイタルサイン」と呼ばれる患者の生命に関する最も基本的な情報を得るための技術を体験してもらいました。内容は「脈拍数」の測定と「経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)」の測定です。
自分の手首ではなく、隣の人の脈拍をしっかり測ろうとするとけっこう難しいですね。うまくできたでしょうか。また、SpO2の測定もコロナ禍で一般の人にも知られるようになった項目だと思いますが、指先に器具をはめるとすぐに数値が現れるのを経験してもらいました。
爪に黒マニュキアをして測定してみると、測定値に誤差が出るという実験も行ってみました。風邪っぽくて受診するときは指先は清潔にしていく必要がありますね。
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