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更新日:2024年11月28日
須坂看護専門学校
いよいよ年の瀬が近づいてきました。本校のキャンパスや臥竜山の木々も急速に色づき、落葉真っ盛りです。まだ雪は舞いませんが、周辺の山々の頂が白くなる日が増え、冬型の気圧配置の日はどんよりと曇った空模様になることが多くなってきました。
今月は初めて病院実習に行ってきた1年生の様子、防災訓練、県内看護学校学生の研究発表会の様子等をお伝えします。
11月8日に松本市のキッセイ文化ホールで「長野県看護学生看護研究発表会」が開催され、本校からは3・4年生が参加しました。
今年で63回目を迎える伝統ある催しです。コロナ禍で開催を見送った年がありましたが、昨年から参集型での開催が再開されています。県下の看護専門学校の学生が一堂に会し、研究成果を発表します。将来は同じ職場の同僚となるかもしれない皆さんと、日ごろの学習や研究の成果を交換し、いい刺激を受けてきました。
本校からは4年生が「患者の意思を尊重することによる関係性の構築」と題して精神看護学実習についての壇上発表を、同じく4年生が「信頼関係の構築がもたらす変化」と題して老年看護学実習についての紙上発表を、それぞれ行いました。
また、副校長が「まとめ」で全体講評をおこないました。その後、上田情報ビジネス専門学校の比田井和孝先生の「与える者は与えられる」という演題のご講演を拝聴しました。
4年生はこの後、4年間の締めくくりの「統合実習」に行く予定になっています。
32期生が初めての実習に3病院7グループに分かれ6日間行ってきました。
緊張感と初々しさが病棟スタッフにも大変好評で、自分たちも初心に帰ることができとても良かったとの感想をいただきました。初日にうまくいかなかった患者さんとのコミュニケーションについて、帰宅してから本を読んで勉強し翌日の実習に臨んだ結果、患者さんと意思疎通ができたとカンファレンスで発表した学生がいました。
他にも38人それぞれ大きな学びを得て、第一歩目のスタートを切ることができました。真摯に看護を学ぶ姿は本当に微笑ましく頼もしいものでした。これからの成長がとても楽しみです。
写真は実習最終日に受け持ち患者さんの下肢の乾燥と外反母趾による痛みに対して足浴援助をしている場面です。百歳近い患者さんでしたが学生の名前を覚えてくださり、毎日名字でなく名前で呼んでくださいました。このときも戦時中のお話をお聞きし、最後にはニコニコと笑って「幸せな日になった」と言っていただきました。
本年度2回目の防災訓練です。今回は地震が発生し、その後建物1階から火災が発生したという想定での避難訓練と通報訓練を実施しました。
須坂市消防署から署員の方に来校していただき、訓練について指導・講評をしていただきました。
また、訓練終了後には体育館で救急処置の実技指導をお願いしました。経験を積んできた4年生と1年生が交じったグループで、心肺蘇生法の実技やAEDの使用法について学びました。
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