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更新日:2022年3月9日
日時:平成30年10月11日(木曜日)14時から15時まで
場所:北アルプス市町村会館第1会議室
市町村
牛越徹(大町市長)、甕聖章(池田町長)、平林明人(松川村長)、下川正剛(白馬村長)、松本久志(小谷村長)
民間団体
芳川龍郎(日本財団国内事業開発チーム チームリーダー)、根岸親(自殺対策支援センターライフリンク副代表)、西澤聖長(長野いのちの電話理事兼事務局長)、二宮美和(長野県精神保健福祉士協会理事)
長野県
村上健一(北アルプス地域振興局副局長)、小松仁(大町保健福祉事務所長)、有澤昌翁(大町保健福祉事務所健康づくり支援課長)、徳本史郎(健康福祉部衛生技監兼医師確保対策室長)、堀内千恵子(健康福祉部地域福祉課企画幹兼課長補佐)、西垣明子(同保健・疾病対策課長)
(敬称略)
冒頭、徳本衛生技監のあいさつの後、圏域を代表して大町市の牛越市長が徳本衛生技監から「知事のメッセージ」を受け取りました。
ライフリンクの根岸副代表からは、
「自殺に追い込まれない地域にするためには、複合的な問題を解決できる対応力が必要」
「住民の命を守るという視点で、全庁的に自殺対策を進めることが求められる」
などの説明がありました。
いのちの電話の西澤理事からは、
「匿名の相談なので、他人に知られたくないことや、溜まっていた思いを安心して吐き出すことができる」
といのちの電話の意義について説明がありました。
また、精神保健福祉士協会の二宮理事からは、
「相談者にとって、専門家への相談は敷居が高い。身近で早期に気付き、相談を受けられる知識を持つ人を育てるため、協会ではゲートキーパー研修を実施している」
との説明がありました。
現状説明に対し、市町村長から様々な質問が出されました。
ゲートキーパーの取組状況に関する質問に対し、西垣課長から「ゲートキーパーになった後の活動の活性化が課題。みんなで支える地域づくりを進める必要がある」との説明がありました。
また、「精神科医の治療を受けていても自殺する方がいるか」との質問に対しては、根岸副代表から「根本原因を解消しなければ、自殺念慮はなくならない。治療と相談・支援の連携により支えることが大切。具体的には、本人の了解を得て関係機関につなぐ紹介状のような仕組みづくりが考えられる」との説明がありました。
意見交換では、市町村長から、
「保健師がアンテナを高くして気付くことが重要なため、市町村保健師向けの研修を充実してほしい」
「地域が自ら考えた取組を支援するなど、住民が活動しやすい環境づくりが行政の役割」
「自治会への加入率が低下する中だからこそ共生社会の実現を目指す必要がある」
「セーフティネット再生の努力をしなければならない」
といった意見が出されました。
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