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更新日:2025年4月10日
市町村等が ライフライン沿い等の 支障木伐採を行う際の安全性の向上、効率化と省力化、作業時間の短縮 等を目的に、長野県において特殊伐採のマニュアルの作成、歩掛や仕様書(案)を整備しました。
※ 特殊伐採…通常の樹木の伐採(伐倒)が困難な場合に、樹木の上部から伐り、伐った部分を吊り下ろす等を行って伐採する手法です。
一部の枝や樹木の頭頂部のみを取り除く剪定作業を含めて、立ち木の状態で部分伐採や支障部分の除去を行う作業をいいます。
メーカーカタログ図を一部改変
〔背景〕
道路等のライフライン沿いの伐採は、ラフテレーンクレーンの使用、ツリークライミング、昇降作業台付車両の利用 等による伐採等が行われていますが、その作業は危険を伴い、作業経費は高額となりやすい現場が多くあります。
このようななか、南信州地域等において、トラッククレーンにグラップルソー伐採装置を装着した最新型機械(以下、フェリンググラップル(掴んで伐倒する(機械)といいます。)が導入され、その実績を伸ばしています。
〔特殊伐採の工程〕
ライフライン沿い等の特殊伐採事業は、その立地条件や対象となる樹木によって、様々な作業形態が考えられます(図1)。
本作業システムを適用する場合の特記仕様書(案)は、「チェーンソー併用フェリンググラップル作業システム」と「単独フェリンググラップル作業システム」に対応しています(図2)。
【 参考資料 】
発注時は、現場状況に応じて、必要な項目等の選択や追記をいただき、設計書の積み上げや特記仕様書を完成させて発注等してください。
特殊伐採作業システム導入チェックリスト(ワード:670KB)
【 参考となるその他の資料 】
「市町村森林経営管理事業」の設計支援 も確認してください。
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