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更新日:2023年5月20日
環境保全研究所
研究課題名:山岳地における植生の再生に関する調査研究
研究期間:H19~21年度(2007~2009年度)
ハイマツやライチョウのみられる中部山岳や高原は、山岳県である長野県の自然環境を特徴づける重要な地域です。しかし近年、登山者の増加や高標高に及ぶ開発にともない、高山や高原の植物および植生、そして野生動物の分布や生態に変化が生じていると考えられています。
多くの登山者の歩く登山道の周辺部では、踏みつけなどにより高山植生が荒廃している例も知られ、これら荒廃地の植生の再生や植生復元対策がすでに開始されている山岳もあります。
当研究所では、このような登山道周辺等で生じている植生荒廃の現状把握や、高山・高原の植生の再生に関する調査研究を行っています。
当研究所では、第1期として「高山帯における植生の荒廃と再生に関する調査研究(2001-2003年度)」を、第2期として「同課題名(2003-2006年度)」を実施してきました。
今回の第3期の研究では、先行事例に乏しい山岳地における植生再生地でのモニタリング調査とともに、亜高山草原における植生再生手法の検討をすすめます。
稜線を通過する登山道(白馬岳)
登山道周辺の植生荒廃(苗場山)
研究課題名:高山帯における植生の荒廃と再生に関する調査研究(2001-2003年度)
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成果報告書(全34ページ)
目次
はじめに
1章 研究プロジェクトの概要
1-1 長野県の山岳環境の概要
1-2 山岳観光利用現状の概要
1-3 調査研究の概要
2章 高山帯における植生の荒廃と再生に関する調査研究
2-1 植生荒廃の現状について
2-1-1 乗鞍岳における車道沿いのハイマツ林後退状況
2-1-2 乗鞍岳における登山道周辺の植生荒廃状況
2-1-3 苗場山における登山道周辺の植生荒廃状況
2-2 植生保全にむけた登山道のあり方
3章 総括-山岳環境の保全にむけて
引用文献
資料
(研究リーダー 尾関雅章)
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