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更新日:2023年5月20日
環境保全研究所
長野県の温室効果ガス排出量は基準年より大きく増加しており、とくに家庭部門の増加が顕著となっています。本研究では、家庭部門を中心に、長野県の地域特性を踏まえた温暖化緩和策の検討を行うとともに、進行する温暖化による地域社会への影響について検討します。
(期間)平成23年度~平成26年度(4年間)
電気やガス、灯油、ガソリンなど、家庭でのエネルギー消費量をアンケート調査などで把握し、地域やライフスタイルの違いによるエネルギー消費構造の違いを分析します。これらの結果から、各地域や家庭に応じた効果的な省エネ対策を考えます。
地域の伝統的な文化や産業は、その地域の自然と密接に関わっている場合が多くあります。長野県内の伝統的な産業も長野県の特徴である寒冷な気候を利用したものが多くあり、温暖化による影響が危惧されます。本調査では、冬の寒さを利用した諏訪地域の天然寒天生産などを対象として、地域の伝統的な産業への温暖化の影響とその対策について調査しています。
畑中健一郎・陸斉・井出政次(2012)長野県における薪ストーブの利用実態とCO2排出削減量の推計、長野県環境保全研究所研究報告8
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