松本地域振興局

松本市立みつば保育園で「有機農産物等のお試し給食会」を実施しました

松本農業農村支援センターでは、「有機農産物等の利活用推進」のため、地域で生産された有機農産物等を地元の小中学校や保育園等で利用促進のための活動を進めています。
この取組の一環として、11月11日に松本市立みつば保育園において「有機農産物等のお試し給食会」を実施しました。園児の給食に、地域の生産者が有機肥料を活用して育てた野菜を使用したカレーを提供し、子どもたちに食材の魅力を体験してもらいました。園児からは「野菜が甘くておいしい」との声が聞かれ、保育園側からも「食育の観点から非常に意義深い取組」と評価をいただきました。
今回の事業では、生産者2名が食材を提供し、給食の場で栽培に対する思いを語ってくれました。「子どもたちに安心して食べてもらえる野菜を作りたい」「土づくりからこだわり、自然の力を生かした栽培を続けている」といった言葉から、生産者の真摯な姿勢が伝わりました。こうした交流は、消費者にとって食材への理解を深める機会となり、生産者にとっても励みとなります。
松本農業農村支援センターとしては、こうした場をコーディネートすることで、生産者と消費者の距離を縮め、地域全体で有機農産物等の利用を広げることを目指しています。
また、生産者に対しては、環境に優しい農業への取組推進の活動にも取り組んでいます。令和8年1月7日には「環境にやさしい農業に取り組む生産者の意見交換会」を開催し、生産者間の情報共有や課題解決を図る予定です。今回の取組をモデルとして、保育園や学校給食への有機農産物等の導入をさらに広げ、地域における持続可能な農業の推進につなげていきます。
 

写真1 生産者による食育の話

写真2 おかわりをに並ぶ子どもたち

写真3 お試し給食会のメニュー

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