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更新日:2024年7月9日
松本地域振興局
「みどりの食料システム戦略」では有機農業の栽培面積を大幅に拡大することを目指しています。雑草防除は一般の水稲栽培では除草剤を使用して行われていますが、有機農業の水田栽培では除草剤が使用できないので、人力や除草機を用いた除草作業が行われています。
しかし、この作業は時間もかかり重労働なため、水稲の有機栽培面積を拡大するためには、除草作業の機械化による作業の省力化が不可欠です。近年水田乗用除草機や水田除草ロボットが開発され、除草効果の向上と除草作業の省力化が生産者から期待されているところです。
松本農業農村支援センターと松本地域振興局は、昨年に引き続き安曇野市の(株)あづみのうか浅川様の水田をお借りして、水田乗用除草機の「WEEDMAN(株式会社オーレック製)」「多目的田植除草機(株式会社クボタ製)」、自動除草ロボットの「アイガモロボ(株式会社NEWGREEN製)」「ミズニゴール(株式会社ハタケホットケ製)」の2機種による水田雑草除草効果を生産者が体感する場として、6月18日に実演会を開催しました。
当日は生産者、JA、市村等から約70名ほどの参加者があり大変盛況でした。メーカー担当者から除草機構や除草効果、作業上の注意点等の説明後に水田での実演が行われました。実演後もメーカー担当者と熱心に意見交換する生産者の姿が見られました。今後、長野県農業試験場と協力し、雑草防除効果も確認する予定です。
この技術が水稲における有機栽培の面積拡大に向けた有効な手段となることが期待されています。
自動除草ロボットの稼働状況を見る参加者
乗用除草機の稼働状況を見る参加者
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