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更新日:2024年4月1日
お知らせ
本日、いずれの地点でも、注意喚起を要する基準(1日平均値が70 μg/m3)を超える状況は予測されていません。
県内のPM2.5の測定結果を公開していますのでご覧ください。
大気中には大きさや種類が異なる様々な粒子が浮遊していますが、このうち粒径が10μm以下の粒子を浮遊粒子状物質(SPM)として、環境基準が定められ、人の健康の保護や生活環境の保全を図っています。
浮遊粒子状物質の中でも粒径2.5μm以下の粒子を微小粒子状物質(PM2.5)と呼びますが、PM2.5は粒径が小さいため肺の奥深くまで入りやすいことから、近年、その健康影響が懸念されています。
(資料:環境省)
PM2.5は、工場や自動車などの発生源から直接排出される粒子(一次生成粒子)だけでなく、発生源から排出されたガス状の物質が、大気中で化学反応することによって生じた粒子(二次生成粒子)が多く含まれます。発生源としては、人為起源のものだけでなく、土壌粒子・海塩粒子・火山噴煙などの自然起源のものもあります。また、都市地域だけでなく人為発生源由来粒子の影響が少ないと考えられる地域においても硫酸塩や土壌粒子等の粒子が相当程度含まれているため、海外からの移流分も影響していると推察されています。
県内における大気環境中のPM2.5濃度を把握するため、15測定局にPM2.5自動測定機を設置し、PM2.5を常時監視しています。
(1)一般環境大気中のPM2.5を観測している測定局
(2)道路周辺大気中のPM2.5を観測している測定局
※吉田局、篠ノ井局、豊野局及び小島田局は長野市が設置している測定局です。
※松本庄内局及び松本渚交差点局は松本市が設置している測定局です。
長野県内の全ての測定地点で環境基準を達成しています。
各測定地点におけるPM2.5の年間測定結果及び環境基準達成状況について(PDF:27KB)
1年平均値が15 μg/m3以下であり、かつ、1日平均値が35 μg/m3以下であること。
PM2.5に係る環境基準は、平成21年9月に新たな大気汚染物質として定められました。
PM2.5の環境基準には「長期基準」と「短期基準」の2つの基準値があり、この2つの基準について、評価を行うこととされています。
長期基準に関する評価
測定結果の1年平均値を長期基準(1年平均値15 μg/m3以下)と比較する。
短期基準に関する評価
測定結果の1日平均値のうち、年間98パーセンタイル値を代表値として選択して、これを短期基準(1日平均値35 μg/m3以下)と比較する。
環境基準による大気汚染の評価は、1日ごとの測定結果を評価できるものではなく、1年間の測定結果全てを集約することで基準との比較が可能になります。
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