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更新日:2025年2月18日
北アルプス地域振興局
小谷村の特産品である「雪中キャベツ」は今現在、出荷の最盛期を迎えています。
雪中キャベツ
雪中キャベツの生産は、2017年に同村の農家らが結成した「信州おたり雪中キャベツ生産組合」が行っており、今年は約150aに約20,500本の苗を定植しました。
当支援センターでは、品質の向上や安定生産を図るため、連作による土壌伝染性の難防除病害である「根こぶ病」の対策試験や適性品種選定試験、湿害における排水対策試験等を行っています。
今年は降雪が昨年より早く、安定した積雪や気温の冷え込みもあり、甘味がしっかりとした高品質のキャベツが完成しました。玉の大きさも1玉2kg程と平年並みで、収穫量は13,500玉を見込んでいます。
雪中キャベツの収穫は、1月~2月にかけて行われます。積雪が2mになる年もあるため、バックホーやスコップを使って雪を堀り、キャベツを傷つけないように丁寧に収穫します。雪の中では、気温が0度ほどに保たれているため、キャベツは凍らずに生き延びます。その際、凍るのを防ぐために、体内の水分を糖分に変えることによって、一般的なキャベツに比べて甘味が増してきます。
雪中キャベツは、雪の中で2週間以上熟成させてから収穫するため、甘味が強くてみずみずしいのが特徴です。生で食べてもおいしいですが、炒めたり、煮たりするとさらに甘味が引き立ちます。
雪中キャベツは、道の駅小谷やJA大北農産物直売所、県内の一部スーパーなどで販売されています。この時期にしか味わえない味をぜひお楽しみください。
収穫の様子
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