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更新日:2025年4月1日
北アルプス地域振興局
令和7年3月6日に、中日新聞社主催(農林水産省及び中部9県後援)の「第84回中日農業賞」表彰式が名古屋市で行われ、大町市の野菜農家である(株)ヤサカあいさいファーム 仁科祐樹さんが優秀賞を受賞しました。
「中日農業賞」は、新しい経営理念で地域社会に積極的な役割を果たしている若手農業者を顕彰し、未来のリーダーを育成することを目的としています。今回は、農林水産大臣賞と中日賞を各1名、優秀賞を7名が受賞しました。
仁科さんは、中山間地である大町市八坂地区で、高齢で耕作できなくなった農家などの農地を集積し、八坂地区の標高差を活かして業務加工用のハクサイやキャベツなどの野菜を計27ha栽培しています。地域の遊休農地増加の歯止めとなり、地域農業や暮らしを守ることに繋がっていることや、全国レベルの高品質な野菜を大規模な面積で栽培・生産していることなどが高く評価され、今回の受賞に至りました。
中日農業賞贈呈式の様子
表彰式の後に行われた祝賀会では、会場の一角に仁科さんが冬場に生産している「雪下にんじん」の試食ブースが設けられました。雪下で栽培することで甘みが増し、生でも美味しく食べれることが参加者を驚かせていました。
甘みが特徴の雪下にんじん
3月26日には、支援センター職員も同席し、大町市の牛越市長やJA大北の武井代表理事組合長に表敬訪問を行いました。
牛越市長は「大町市の若手農業者がこのような賞をいただけたことは、地域の励みとなる。これからも先頭に立って地域農業を盛り上げていってほしい。市も引き続き鳥獣害対策などの支援に力を入れていきたい」と、仁科さんの受賞を喜びました。
表敬訪問の様子
仁科さんのさらなるご活躍とご健勝をお祈り申し上げるとともに、支援センターとして仁科さんに続く担い手の活動支援を今後も行ってまいります。
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