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更新日:2023年3月31日

県立自然史系博物館について

ご意見(2023年2月20日受付:Eメール)

長野県に移住して10年以上、美しい四季の風景・おいしい農産物など移住して満足なことが多いのですが、いくつか気になっていることがあります。
その一つが、「博物館・美術館の数が全国1位」とうたっているにも関わらず、県立の自然史系の博物館がないことです。県立の歴史博物館・県立の美術館はあるのですが。
長野県は自然が豊かであることを売りに観光で成り立っている部分も大きいと思います。その自然は本当に豊かで、将来的にも継続されていくのでしょうか。全国的にも貴重な自然を研究・調査、そして市民が学習する場が保障されているのでしょうか。環境保全研究所や信州大学・環境省など研究や普及などに取り組んでいるのは知っていますが、他県の県立博物館などの取り組みには及びません。県民も学ぶ機会が少なく、自然に対する意識が高いとは言えないように思います。
また、この「県民ホットライン」を読んでいて知ったのですが、県立博物館・美術館の学芸員の雇用がほとんどないということにびっくりしています。市立博物館の雇用も調べてみたのですが、非正規雇用なので若い人が育たないと現場でも悩んでおられます。県民ホットラインの解答に「新たな県立施設の建設についてはなかなかハードルが高いと考えます」とありますが、他県では閉校した高校の校舎を利用して博物館を運営されているところもあります。
文化的な課題は経済や保健医療など目の前の課題から遠く、後回しにされるのでしょうが、将来への大きな目で県政が進められることを望んでいます。

回答(2023年2月28日回答)

長野県教育委員会事務局教育次長の尾島信久、環境部長の猿田吉秀と申します。「県民ホットライン」あてにお寄せいただいた「県立自然史系博物館」に関するご意見にお答えします。

このたびは貴重なご意見をお寄せいただきありがとうございました。長野県の自然に関する学びの場の充実を願うお気持ちを受け止めているところです。
ご指摘のとおり、現在、長野県の県立博物館は県立歴史館と県立美術館の2館であり、自然史系の博物館はございませんが、環境部が所管する類似の県立施設として、県内4つの自然公園に自然保護センターやビジターセンターを設置しているところです。
各施設では、地域の自然や人との関わりについて、パネル・標本等による展示紹介のほか、スタッフによる自然解説等を通じ、自然体験活動の機会の提供や自然公園の保護と適正な利用の啓発を行っています。
本県の豊かな自然は、山岳高原、草原地域などそれぞれに特性があり、そこに生息する生き物も様々であることから、県のほか、国、市町村、民間など多様な主体による地域ごとの自然情報の発信や学びの場の提供も重要と考えています。いただいたご意見を参考に各主体とも連携しながら一層の施策の充実に努めさせていただきます。
また、県立博物館の学芸員等の専門職については、必要な専門性を持った職員の採用や人材育成に引き続き努めてまいります。

以上、ご意見への回答とさせていただきますが、ご不明な点がございましたら、教育委員会事務局文化財・生涯学習課長:久保友二、担当:総務係、環境部自然保護課長:新津俊二、担当:自然公園利用推進担当までご連絡くださいますようお願い申し上げます。

【問合せ先:教育委員会事務局/文化財・生涯学習課/総務係/電話026-235-7439/メールbunsho(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

【問合せ先:環境部/自然保護課/自然公園利用推進担当/電話026-235-7178/メールshizenhogo(あっとまーく)pref.nagano.lg.jp】

 

(分野別:教育・文化)(月別:2023年2月)2022001045

 

お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7110

ファックス:026-235-7026

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