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更新日:2024年11月28日
南信教育事務所飯田事務所
21名の皆さんにご参加いただいて、「飯伊地区コミュニティスクールコーディネーター研修会」を開催しました。
協働していくためには「強いリーダー」ではなく、「対話と共感のできる柔軟なリーダー」でなければならないというのを考えさせられました。 (参加者の感想より)
飯伊地区で活動するコーディネーター(地域学校協働活動推進員)やコミュニティスクール(CS)の関係者が集まり、講演と演習を通して自分の活動の場で生かせそうなものを見つけ、さらに充実した取組を進めていくための研修会を開催しました。
講師の早坂淳さん(長野大学 社会福祉学部 社会福祉学科 教授)のコーディネートで、講演と演習を行いました。
今回は、「熟議」を中心テーマに据え、学校運営協議会(委員会)で実際に活用できるような要素を地域や学校に持ち帰っていただけるような研修を目指しました。
地域と学校が協働していくために必要なことは何かを考え、「強いリーダー」や「対話と共感」のメリットとデメリットを参加者同士で話し合う中で、熟議によって「対話と共感」のデメリットをメリットに塗り替えていくことができそうだと感じることができました。また、熟議のポイントを知り、支援から連携、そして協働へ進んでいくことの大切さを学ぶことができました。
参加者の感想の一部を以下に紹介します。
○地域との連携は、課題はあるものの、できている方かなと思っていましたが、支援や連携の段階であって、協働ではないんだなあということを自覚できた事が、とてもよかったです。PTAのことも一緒です。会が終わった後、公民館主事さんと駐車場で「今度の学校運営協議会では、あれやってみる?」「メンバーに来年度、○○さんも加わっていく方がいいのかもね。提案してみる?」と、今後を愉しめるような話で長い時間、盛り上がってしまいました。
○とても勉強になりました。私は今回、保護者の立場での参加でしたが、子供に関わる仕事をしています。子どもたちにも「考える」習慣をつけることは大事だと感じていて、考える習慣がついてくると、今日の「熟議」もより良いものにしていくことができるかなと思いました。
○早坂さんの話す内容はわかりやすく、よかったです。「強いリーダーか、対話と共感か」をわかりやすく学び、それをどうコミュニティスクールの充実につなげるか、何が大切かが習得できた気がします。
○社会教育担当職員としては、コミュニティスクールの推進だけでなく様々な事業で参考にできる内容の研修でした。研修の中で熟議の大切さを学ばせていただきましたが、私は地域にリーダーの存在も必要だと思っています。ただ、協働していくためには「強いリーダー」ではなく、「対話と共感のできる柔軟なリーダー」でなければならないというのを考えさせられました。
「対話と共感のできる柔軟なリーダー」を地域内で育成しながら、持続可能な地域・学校となっていけるよう考えて行動していきたいと思います。
飯田事務所では、今後も飯伊地区でコミュニティスクールと地域学校協働活動が充実し、「地域と共にある学校づくり」が進んでいくように、情報を共有し、研修等を充実させていきます。
(飯田事務所指導主事 内田総一郎)
趣旨 | それぞれの地域、学校で協働活動の取組が進められている中、飯伊地区で活動するコ ーディネーター(地域学校協働活動推進委員)やコミュニティスクール(CS)の関係者が一堂に会し、講演と演習、情報交換を通して自分の活動の場で生かせそうなものを見つけ、さらに充実した取組を進めていくための機会とする。 |
日時 | 令和6年11月21日(木) 14:30 ~ 16:40 |
会場 | 飯田合同庁舎 3階 講堂 |
内容 |
講演・模擬体験 「熟議ってなんだ?」 講師 長野大学社会福祉学部社会福祉学科 |
参加者 | 21名 |
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