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更新日:2024年6月13日
南信教育事務所飯田事務所
136名の皆様にご参加いただいて、放課後子ども研修会を開催しました。
『子どもの言動を、その背景からひもといていく』
『「わからないよ、でも、わかりたいと思っているよ」と伝えることの大切さ』
児童クラブに関わるすべての職員(学校職員も含めて)が聞いた方が良いなと感じる内容でした!
講師の茅野 理恵さん(信州大学学術研究院教育学系准教授)に、
『多様な子どもたちへの 多様なアプローチ』 ~子どもも大人も安心できる場づくりのために~
と題して、多くの具体的な事例をもとに講演をいただきました。
「なぜこの子はこういう行動をするのだろう?」と、悩みを抱える多くの支援者が、子どもたちの背景にある可能性に気づくことができ、今後の関わり方を改善していくきっかけをもらえる時間となりました。
後半は、同規模の放課後子ども教室や放課後児童クラブごとに分かれてのグループディスカッション(情報交換)を行いました。互いの教室・クラブの様子や取組を知ることができるとともに、日ごろの悩みや運営の仕方等も相談・共有することができ、大変有意義な時間となりました。
参加者の感想の一部を紹介します。
○「どうせわかってもらえない」という子に対して「わからないよ、でも、わかりたいと思っているよ」と伝えることの大切さを学びました。
○できない事を練習する事も大事だけど、「ありがとう」「待たせてゴメンネ」など言えることって大事だなと心にささりました。年々、子ども達も変わってきて、「おや?」と思うところも多々あります。本日先生のお話をお聞きし、やってみよう!と、学べた事でとても前向きに考えられるようになりそうです。
○具体的な事例がどれも特別なものではなくイメージできうるものでよかったです。支援側の心持ちが少し違うだけで、両者ともによくなるということはよくあることだと思います。とても勉強になりました。
○それぞれの子どもの言動の背景に、いろんな心の動き、想いがあることを、常に考えながら保育にあたれたらなと思います。先生が、いろいろな子どもたちのケースを楽しそうにお話しされるのを見て、私もそんなふうに楽しみながら関われたらいいなと感じました。
○なぜこの子はこうなんだろう?と理解できずにいた子たちの背景にある可能性に気づくことができ、今後の関わり方を改善していけるきっかけをもらいました。
○情報交換会はとても参考になりました。他の教室のやり方や工夫していること、普段気になっていることなど自分たちの教室だけではわからない解決法や取り組み方に触れることができて良かったです。
○子どもとの関わり方、理解についての基本を学ぶことができた。また情報交換も有意義な時間でした。児童クラブに関わるすべての職員(学校職員も含めて)が聞いた方が良いなと感じる内容でした。
本年度もハイブリッド開催としましたが、飯伊地区のみならず、全県から多くの皆様にご参加いただき、充実した研修会となりました。
「盛りだくさんで時間が足りないように思いました。もっと時間が欲しかった。もっと話を聞きたかったです。」という感想もいただき、参集とオンラインどちらで参加された方からも大変好評をいただきました。
来年度も、教育事務所・保健福祉事務所共催で、放課後の子どもの居場所について専門的な研修を行い、それぞれの立場から情報交換をし、一緒に学び合える研修会にしていきたいと思います。
(南信教育事務所飯田事務所 内田)
趣旨 | 放課後児童対策(放課後等体験・学習支援事業、放課後児童健全育成事業)における円滑な推進を図るため、放課後子ども教室、放課後児童クラブ、児童館等、関係者の研修を通して資質向上を目指し、多様な子どものストレス反応への理解と対応、子どもや若者、家庭を支援するためにできることを考える。 |
主催 | 南信教育事務所飯田事務所 飯田保健福祉事務所福祉課 |
日時 | 令和6年6月6日(木) 9:15~11:50 |
会場 | 飯田合同庁舎 3階 講堂 |
内容 |
講演 『多様な子どもたちへの 多様なアプローチ』 講師 信州大学学術研究院教育学系准教授 茅野 理恵 氏 |
参加者 | 136名(参集85名、オンライン51名) |
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