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更新日:2024年8月30日
南信教育事務所飯田事務所
86名という多くの皆様にご参加いただいて、第2回赤門スクールを開催しました。
「上京時には、もう一度今日話題になった場所をたどってみたい。これからの(80歳台半ばだけど)目標にしたいと思っています」
「今までにない切り口で飯田藩と江戸のつながりを知ることができ、大変有意義でした」
8月23日(金)、赤門スクール第2回を 飯田合同庁舎 3階 講堂 にて行いました。
講師の青木隆幸さんには、「殿と歩く江戸 ~大名屋敷,そぞろ歩きのコツ~」と題してご講演いただきました。
「江戸時代、飯田藩主(殿)12人の中で、飯田で生まれて飯田で死去したのは2人だけ。8人が飯田以外で生まれ、4人は江戸で生まれ江戸で死去している。故郷が江戸という飯田藩主の方が多い」
という話から始まった今回の赤門スクール。
今まで謎に包まれていた飯田藩の江戸藩邸の所在や変遷について、『武鑑』や『分間(ぶんけん)江戸大絵図』を丁寧に根気よく読み込むことにより明らかにしていった過程を、青木さんが熱く楽しく語ってくださいました。また、徳川260年の泰平の謎についても、大名が江戸城に登城する様子などから語ってくださいました。
参加された皆さんからは、「楽しんで拝聴しているうちに終わってしまった感じでした。現在の様子と当時の絵図の対比がとても分かりやすかったです。江戸城に登城する様子も初めて知りました。『武力でなく心で治める』なるほど、と納得しました。」 等の感想が寄せられ、大変好評でした。
参加者の感想の一部を以下に紹介します。
○今までにない切り口で飯田藩と江戸のつながりを知ることができ、大変有意義でした。特に中屋敷のくだりが大変おもしろかったです。お江戸に行って屋敷跡をたずねたくなりました。
○初めて参加しました。今年飯田に転居してきて、今日の講義は飯田の歴史を知る大変有意義な楽しい内容でした。ぜひ、飯田藩の大名屋敷を探しに、江戸の旅に近々行ってみたいと思います。
○歴史は一面から見るものでなく、別の面もあることを感じた。飯田藩に対して親しみを感じることが出来た。とにかく楽しい2時間であった。
○東京に飯田のつながりがある場所がこんなにもあるということに驚きと嬉しさを感じました。歴史探究の楽しさを味わえたひとときでした。
○東京の屋敷跡へ行って江戸時代の殿へ思いをはせてみたくなった。探すことは大変だったと思いますが、聞いているこちらもワクワクした気分になりました。
飯田市・下伊那郡の自然や歴史、文化について学ぶ「赤門スクール」。
地元の研究者の方々にご協力いただきながら、充実した時間を過ごすことができています。これからもたくさんの皆さんと一緒に学ぶことの楽しさを共有できる場を作っていきます。
今年もすべての回で開始時刻を14時(受付は13時40分から)としております。
第3回は10月4日(金)
「椋鳩十と読書運動 ~その真のねらい~」と題して菅沼利光氏にご講演いただく予定です。
読書の秋にぴったりの内容です!
講師の菅沼さんが鹿児島まで行って手に入れた貴重な新聞資料も公開予定です!
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
←こちらからもお申し込みいただけます |
(南信教育事務所飯田事務所 内田)
趣旨 | 飯田下伊那の歴史、文化、自然をテーマに講演会を開催することにより、地域の財産への関心を高める。 |
日時 | 令和6年8月23日(金) 14:00 ~ 16:10 |
会場 | 飯田合同庁舎 3階 講堂 |
内容 |
講演 演題 「殿と歩く江戸 |
参加者 | 86名 |
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