第１回スポーツ活動指導者講習会実施報告

15名の皆様にご参加いただいて、第１回スポーツ活動指導者講習会を開催しました。

実施状況

楽しみながら「多様な動きづくり」と「人間関係・チーム・学級づくり」
～私たちが意識改革をして　子どもたちの動きや思いを引き出しましょう！！～

　下條村Ｂ＆Ｇ海洋センター体育館において、第１回スポーツ活動指導者講習会を開催しました。小学校教諭、保育園・放課後児童館・スポーツ推進委員・スポーツクラブ等で指導者されている方々など15名が参加されました。長野県総合教育センター専門主事を講師に迎え、講義と実技（ペアやグループ・全体と集団の大きさに合わせた動きや運動を体験）を行いました。講師の先生からは「指導する側がねらいをはっきりさせることにより、子どもへのアプローチの仕方が変わってくる。人間関係や関わりをつくる場合、子どもの表情やしぐさ、言葉などから良さを認め、共有していくこと。関わりの中で「ありがとう」「拍手」などの温かい雰囲気をつくり出す言葉や行動を意図的に増やしていくことを大切にしてほしい」とお話をいただきました。

　以下、参加者からの感想です。
・「〇〇できるようにさせるために」という目的ではなく、子ども同士の関係づくりのためという目的意識を持ってこうした活動に取り組んでいきたいと思いました。（小学校教諭）
・道具を使うだけでなく、リズムに合わせたりすることで、小さな子ども達にもできることを知りました。子ども達が安心して運動できる環境作りをしていきたいです。（指導者）
・スポーツを「見る」「支える」という視点を大切にスポーツに関わってもらえるきっかけを作ることが重要と感じました。子どもたちを見ていると、経験の格差をとても感じます。今日のような形で体を動かすことの楽しさを感じさせることができたらよいなぁと感じました。（指導者）

　笑い声と温かい言葉が飛び交う心地よい時間になりました。参加者の皆さんありがとうございました。

（南信教育事務所飯田事務所　原）

ねらい	「運動の楽しさや体を動かす心地よさを体験しよう！」　この研修会では、体育の「体ほぐしや体つくり運動」を手がかりにして、楽しみながら多様な動きづくりに挑戦したり、体を動かす心地よさを自ら体感したりすることができます。子どもの意欲や動きを引き出すための手立てや声のかけ方などを、実際に活動して体験します。「子ども達が様々な運動や遊びを通してつながり、新たな価値を見つけよう！」　人間関係づくりやチーム、学級などの集団での関わりを、運動や遊びを通して増やします。人とのかかわりの得意不得意や運動経験に差がある子ども達の様子を見ながら、多様性を認め、協働し、子ども達が新たな価値を見つけていく手がかりになるかもしれません。指導者は以前よりも一層意図的に活動を仕組むことが大切になっていきます。様々な運動や遊びを持ち帰り、目の前の子ども達と一緒に楽しみましょう。　日頃のリフレッシュもできます。ぜひ、仲間を誘い合い奮ってご参加ください。
日時	令和６年６月15日（土）　9:30～12:00
会場	下條村B＆G海洋センター　体育館
講師	長野県総合教育センター専門主事
参加者	15名