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更新日:2024年7月31日
南信教育事務所飯田事務所
36名の皆さんにご参加いただいて、「教育支援員スキルアップ研修会」を開催しました。
「やらない」「できない」はどこからきているのか。周囲に助けを求めることさえ困難かもしれない。このことひとつを心に留めるだけでも手立てが広がるように思いました。
長野県教育委員会特別支援教育課から講師を招き、「事例やミニワークから子どもとのよりよい関係づくりを仲間と一緒に考えよう」をテーマに36名の参加者と学び合いました。
講義では、「特別支援教育支援員が活きる校内連携のしおり」の内容を取り扱いながら、特別支援教育支援員の心得や役割等について学んだり、実際の事例を取り扱いながら、子どもへの支援の方法を参加者全員と考えたりしました。また様々な疑似体験を通して、学習や生活に困難さを抱えている子どもへの理解と適切な支援方法等を学びました。参加者の皆さんからは
「支援員になったばかりです。支援員の立場でできることがわかり、自分の役割が明確になりました。疑似体験は目からウロコでした。言葉で知っているのと実感するのは、こんなに違うのだと学びました。大変勉強になりました。」
「信頼関係を作る児童生徒の理解について、特に支援員としての心得について静かに困っている子どもに注目したいと思いました。また、疑似体験は困っている子どもに共感でき、とても良い経験でした。」
「支援員として働く上での基盤の部分を学ぶことが出来ました。演習では、困難を抱える子どもたちの視点に立つことが出来、沢山の気づきがあり、はっとさせられました。この学びを活かして、二学期からの支援も頑張っていきたいです。」
というような新たな学びや考え方・捉え方につながる研修になったという感想をいただきました。
講義の後はグループワークを行いました。「子どもとのよりよい関係づくり」について、これまでの実践や大切にしていることを中心にしながら、うまくいかなかったことや困っていることなどについても語り合いました。
「他の学校の支援員さんからリアルな日常を聞き、共感することが多く、改めて子どもたちに寄り添い、思いを聞き、支援員として一人ひとりの子と関わり日々笑顔で過ごすことの大切さを知りました。」
「聞きたいこと、話したい事がたくさんありすぎて短く感じました。不安に思っていたことも皆さん同じ考えと知り、心が軽くなりました。」
「各校で日々頑張っている先生方のお話を聞いて私も元気が出ました。担任の先生や支援員同士で情報を共有しながら仲良くやっていくことが子どもたちとの関係にもつながっていくと思います」
「困った子」という発想から「困っている子」という発想への転換。「何に困っているのか、なぜ困っているのか」を知り、適切な支援を実践する。子どもとのよりよい関係づくりに向けて、これからもみんなで力を合わせて取り組んでいきしょう。研修会への多くの方のご参加ありがとうございました。
(南信教育事務所飯田事務所 原)
趣旨 | 研修機会の少ない教育支援員等を対象として、児童生徒への支援のあり方についての研修を行い、支援員としての力量向上に資する。 |
日時 | 令和6年7月24日(水) 9:20 ~ 11:50 |
会場 | 飯田合同庁舎5階 502・503号室 |
講師 | 長野県教育委員会特別支援教育課 主任指導主事 |
内容 |
今回のテーマ |
参加者 | 36名 |
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