ホーム > 野尻湖の水質保全について
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更新日:2025年3月31日
野尻湖は長野県北部に位置し、別名を芙蓉湖とも呼ばれる県内最大の貯水量を誇る天然湖で、国立公園内位置し、周囲の山々とともに優れた自然景観を形成しています。また、古くから国際的な観光地として知られ、本県の文化観光資源としても重要な役割を果たしています。
しかし、流域の社会経済活動に伴う富栄養化の進行により、昭和63年には淡水赤潮が発生するなど、水質の悪化が問題となりました。
このため、県では、野尻湖の水質改善を図るため、官界市町村、関係団体と連携し、浄化対策を総合的に推進しています。
区別 | 天然湖 |
水系名 | 一級河川関川 |
湖面積 | 4.45㎢ |
貯水量 | 95.676千㎡ |
水深 | 最大38.3m 平均20.8m |
滞留時間 | 738日 |
湖面標高 | 656.8m |
流入河川 | 11河川 |
流出河川 | 1河川(池尻川) |
直接流域面積 | 12.9㎢ |
間接流域を含む流域面積 | 185.3㎢ |
流域内市町村 | 信濃町、長野市、新潟県妙高市 |
野尻湖の起源は、斑尾山から野尻湖へ向かう古い谷であったところに黒姫火山の噴出物が流れ、水をせき止める形での原型ができあがり、その後湖の西側が隆起する構造運動によって、現在の野尻湖ができあがったと考えられています。
野尻湖は、ナウマンゾウやオオツノシカの化石、旧石器等が発掘されていることでも有名で、約4万年前には湖を「狩り場」として生活していた人たちがいたと推定されています。湖の周辺には遺跡も多く、春には野尻湖での発掘調査が定期的に行われており、研究成果は、野尻湖ナウマンゾウ博物館(外部サイト)で見ることができます。
野尻湖に関する年表
項目 | 類型 | 達成期間 | 基準値 |
COD | A類型 | イ | 3mg/L以下 |
全りん | I類型 | ロ | 0.005mg/L以下 |
測定地点 |
COD(75%値) (mg/L) |
全窒素(mg/L) | 全りん(mg/L) |
水穴 | 2.3 | 0.11 |
0.005 |
弁天島西※ | 2.5 | 0.10 | 0.004 |
湖心※ | 2.1 | 0.11 | 0.005 |
注1)全窒素及び全りんの測定結果は年平均値
注2)※は環境基準点
注3)測定地点の位置図
県では、野尻湖の水質改善を総合的・計画的に推進するため、湖沼水質保全特別措置法に基づく水質保全計画を策定しています。
お問い合わせ
環境部水大気環境課
電話番号:026-235-7176
ファックス:026-235-7366
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