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更新日:2018年3月6日
県立歴史館には、明治初期に作られた大量の村絵図・地図が所蔵されています。
これらの村絵図・地図は県下全域にわたっており、9割以上の町村を網羅しています。その調査・研究を進めるため、当館と地図や測量分野の専門家である長野県測量設計業協会との共同研究会が設置され、3年間にわたる研究が進められました。
その成果は、2015年(平成27年)に当館の「地図の明治維新」という企画展と、2017年(平成29年)発行の報告書「近代村絵図・地図の世界~明治の地図はどうつくられたか~」という形でまとめ、発表しました。
今回ホームページ上で紹介する木曽郡の読書村・吾妻村、北安曇郡の陸郷村は、いずれもこの研究の中で注目された地図です。土石流が発生した場所を示している「蛇抜沢」など、災害関連の地名が読み取られ、現代の防災に役立つ情報が記されています。
明治初期の村絵図・地図は単なる記録として保管するだけでなく、現代に活かすことが重要であり、県立歴史館に所蔵されている県民の宝を、是非活用してください。
長野県絵図・地図共同研究事業実行委員会編(2017)近代村絵図・地図の世界 明治の地図はどうつくられたか長野県絵図・地図共同研究報告書 |
※県立歴史館で見ることができます。
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