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更新日:2024年3月2日
※赤点で示した建造物の位置は現在の地図と比較して大まかに求めたものとなります。
対象地は長和町北部の長門小学校のすぐ東側に位置する山地で、頂側は更新世に形成された半固結~固結岩の砂質~礫質、麓側は完新世に形成された未固結の崩壊堆積物となっています。渓流があり斜面も急であることから地すべりが発生しやすい土地となっています。
地名に、地すべり地帯に使われることが多い「久保」が含まれていることから過去に幾度か地すべりが発生した地区であると考えられます。
昭和62年に一つ治山堰堤が建設されており、令和3年から令和5年にかけて再び砂防堰堤を整備する計画があります。また、建設時期は不明ですが土砂災害を防止するために造られたと思われる石積工の跡が見られます。
1.地図
2.地質図
3.航空写真
調査地点遠景(長和町立長門小学校含む) | 川の跡(下流) |
山中の石積 | 山中の石積 |
治山堰堤 | 治山堰堤 |
治山堰堤 | 川の跡(上流) |
川の跡(上流) | 巨大岩 |
長和町には依田川が流れており、昭和33、34年には台風による大雨で氾濫し、甚大な被害を出しました。長久保地区にも「大水と芝宮の宮守」、「大蛇と大水」などの依田川の洪水に関連する民話が伝わっています。
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