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更新日:2024年3月2日
※赤点で示した建造物の位置は現在の地図と比較して大まかに求めたものとなります。
対象地区は東西を山地に囲まれ北から南に木曽川が流れています。地質は木曽川により更新世に堆積した未固結の段丘丘陵です。
かつて木曽川西岸の地域は倉籠(くらろう)という地名で、「籠」という水神である「龍」が含まれている文字を使用していることから、水害が起きやすい土地であったと考えられます。現在では木曽川の東側にある極楽寺は、かつては倉籠の現木祖小学校の辺りにありました。度重なる水害に遭い移転し、移転先でも火災に遭い、最終的には現在の地に建立されたという記録が残っています。
対象地区内の木曽川流域には石積み砂防堰堤が整備されています。
1.地図
2.地質図
3.航空写真
法城山極楽寺 | 法城山極楽寺(狐恋の木魚) |
倉籠橋 | 木曽川石積砂防堰堤 |
木曽川石積砂防堰堤 | 木曽川石積砂防堰堤 |
木曽川下流方向 | 木曽川上流方向 |
木祖村立木祖小学校 | 薮原地区の弁財天 |
極楽寺には「孤恋の木魚」という伝説に登場するとされる木魚が保管されています。この昔話の中でも倉籠地籍にあった極楽寺が洪水により移転を余儀なくされた歴史や、洪水により一緒に流された木魚と狐の悲しい物語がつづられています。
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