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更新日:2019年1月5日
長野県知事 阿部守一
それでは私のほうから今日の会見をしたいと思います。先程、地震が14時46分ごろ、宮城県三陸沖、牡鹿半島の東南東で地震発生ということで、宮城県北部で震度7が記録されているという状況です。今現在、情報収集中でありますけれども、15時10分現在の状況でありますけれども、県内での被害の報告はありません。JR東日本、15時現在運転見合わせ、それから上田電鉄全区間運転取りやめで点検中ということで、あと、しなの鉄道は15時10分に運転再開等ということで、点検中という状況がかなり多い状況、あと徐行運転中という状況もあります。これはまた、危機管理のほうからそれぞれの状況についてはご報告したいと思います。それから県警のヘリコプターを飛ばして情報収集をしたいと考えております。松本空港から飛び立って県内に特段の異常がないかどうか確認をしていきたいと思っております。私もテレビで拝見しておりますけれども、かなり東北地方の太平洋側で大きな被害が発生しているようでありますので、引き続き情報収集をして、県内の情報収集と同時に他県に対しての必要な応援等があれば対応してまいりたいと考えております。
それから本日、県議会2月定例会が閉会を致しました。会期が24日間ということでまた長い期間の議会であったわけでありますけれども、おかげさまで平成23年度の当初予算案のご議決をいただいたほか、副知事、監査委員の選任案にもご同意いただいたと、その他条例案、事件案、それぞれ原案どおり可決をいただいたわけであります。私としては新しい県政を進めていくうえで、大きく前進できるかなと思っております。本日選任同意をいただいた、加藤新副知事、先程辞令交付をさせていただきましたけれども、和田副知事、加藤副知事と力を合わせて県民主権の長野県政、そして県民の皆様方の暮らしをしっかりと支える長野県政、全力で改めて取り組んでまいりたいと思っております。
私のほうからは以上ですので、ご質問をいただければと思います。
信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
本会議の2月県会が終わりまして原案どおり可決ということで、まず今回、仕分け等々、浅川ダム等々意見もありましたけれども、議会側の理解は得られたという率直な感想でよろしいかどうかというのが1点、まずはそれだけお願いします。
長野県知事 阿部守一
本会議、代表質問、一般質問あるいは委員会の審議の中でご意見があった案件もいろいろあると思っていますが、最終的には原案どおりご議決いただくことができましたので、一定のご理解が当然得られていると思っています。個々の議員のご指摘、ご意見を私どもとしても取り入れることができるものについては取り入れて県政運営を行っていきたいと思っています。
信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
それから高田さん、加藤さんをお迎えして3人体制ということなんですが今後の役回りといいますかですね、どういったところで加藤さんに期待している部分、改めてということになりますけどもその辺について。
長野県知事 阿部守一
まず第一に長野県では初めての女性副知事ということでもあります。管理職にも女性の数が非常に少ないというところもありますので、ぜひ女性の視点、それから消費者庁での経験もありますので、消費者目線というか行政どちらかというと供給側の目線に立っていることが私は多いのではないかと思っていますので、ぜひそういう感覚を県政に注入をしてもらいたいと思っています。それとあわせて私と和田副知事はずっと基本的に公務員で仕事をしてきておりますが、加藤さんの場合は消費者庁の任期付きで入って、その前は民間の団体で仕事をされていらっしゃいましたので、そういう意味で民間の感覚ということも私としてはぜひ期待をしたいと思っています。
信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
分かりました。
信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
あと一点、今回ですね、先程、副知事それから監査委員の人事案件に関して、前県政ではなかった委員会付託というのが行われまして、これ知事からコメントいただくのは難しいかもしれませんけれども、実際問題副知事に関する質問はあったんですけれども、監査委員に関していえばですね、かけただけで何の審議もないという状況で、ともするといわゆるけん制材料とも取れなくもないなといった感じもするんですが、今回そういった経緯をたどったということについて知事のほうから何かコメントがあればと思うんですけれども。
長野県知事 阿部守一
私のほうは議案を出してその後の取り扱いは基本的に議会の中でのご判断ということだと思いますので、議会の考え方については議会の運営の中で各会派でしっかりと議論いただくということがまずは大事だと思っています。私の意見としては、人事案件を公の場でどこまで議論ができるのかというところは現実の問題としてなかなかプライバシーに踏み込むようなことも人事案でどうだこうだと議論する中では出てくる可能性もあり得るのではないかと思いますので、私としてあえて議会にお願いするとすれば、人事案件の扱いについてはそうした個人のプライバシーにかかわる部分も議論の対象になってしまいかねない場合もあり得るのです。私としてはぜひ慎重な対応を今後していっていただきたいと思います。
信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
ありがとうございました。
信濃毎日新聞 古志野拓史 氏
今度の副知事の加藤さゆりさんですが、先日本会議で企画部とか健康福祉部とかといった大まかな現在考えていらっしゃるご担当が知事のほうからお話あったようですけれども、もうちょっと詳しく部のどの課とかどの分野というご担当をお示しいただければ。
長野県知事 阿部守一
はい。今お配りをさせていただきますが、和田副知事と加藤副知事それぞれ所管を明確に分担してもらおうと思っています。今お配りしているのを見ていただいたほうが早いかと思いますけれども、加藤さんには企画部の中でも企画課、政策評価課、交通政策課、情報統計課を除く部分と、それから健康福祉部、環境部、観光部、教育委員会との連絡調整それからその他私が指定する事務という形になっております。和田副知事が残りの部・課を担当するという状況です。
信濃毎日新聞 古志野拓史 氏
追加ですいません。そうなるとこの企画部のこれらを除くという部分には知事の公約の次世代サポート課も含まれているかと思うんですけれども、その辺について特に副知事に今度こういう部分でぜひ期待したいというところがあれば伺いたいんですが。
長野県知事 阿部守一
これを見ていただいても、教育委員会との連絡調整も加藤さんのご担当ということで、次世代サポート課は教育委員会との連携・調整のポストということでもありますので、そういう意味で全体として私としては子ども・若者に対して全県、総力で支えていくという観点から教育委員会との連絡調整と次世代サポート課を同じ加藤副知事にご担当いただきたいということでこういう整理にしています。
中日新聞 大平樹 氏
今のご説明の中でも加藤副知事というふうに呼ばれていらっしゃるんですけれども、今配られた紙は高田副知事なんですが、この辺、県としてはどういうふうに対応するんでしょうか。
長野県知事 阿部守一
ご本人の意向も尊重して通称名で基本的にはお呼びしていきたいと思っております。今長野県の一般職の職員にも長野県職員旧姓使用取扱要領というのがあって、それに基づいて対応していますけれども、どういう場合には本名を使いましょうということで、広く一般的に通称名の使用を認めていますけれども、例えば人事通知書であるとか、あるいは処分の関係書類とか、そういう法律上効果が生じるようなもの以外は一般的に通称名を認めているということでありますので、加藤さんの場合は特別職ではありますけれども、基本的には同じ考えで対応したいと思っております。
中日新聞 大平樹 氏
今のご説明も分かるんですが、お名前が一般職員に比べて対外的にもたくさん登場する機会も多い方だと思うんですが、その辺分かりにくくなるかもしれないという指摘もあるとは思うんですが、その辺はどうお考えですか。
長野県知事 阿部守一
分かりにくくなりかねないという、両方名前がばらばらに出ていくと分かりにくくなってしまう可能性はあると思いますので、そういう意味では私は今日の会見の時点から加藤さんということで統一をさせていただいているところでありますし、これからどうしても本名を使うことで対応せざるを得ないものを除いては基本的に通称で呼んでまいりたいと思っています。
鈴木恵美子 氏
長野市に住みます鈴木恵美子と申します。知事のご家族に関して2点伺わせてください。差しさわりがあるようでしたらその範囲内でお答えくださいますとありがたいです。1点目です。3月5日上田市で、上田市内の女性団体と上田市の主催で男女共同参画に関する講演会が開かれたそうです。私も翌日の報道で拝見しました。その時に知事と奥様がそれぞれご講演をなさったというふうに伺っておりますが、そのご感想と、今後ですね、知事の奥様は個人としてご参加されたのか、公人としてご参加されたのか、そのところも教えていただきたいのですが、どのようなお取り組みをなさるのか、ご感想も交えて教えてください。続けて2点目の質問もよろしいでしょうか。知事はご就任当時、私の記憶違いでしたら大変失礼なんですが、単身赴任でいらっしゃり、副知事公舎にお住まいだというふうに伺ったことがございましたが、その後、何かお変わりになったことはございますでしょうか。ちょうど年度末を迎えられ、また、ご家族とご同居なさるとか、また、お子様の教育など何かお変わりがあったりすることがありましたら、教えてください。
長野県知事 阿部守一
まず、1点目の上田の男女共同参画の講演会だったのですが、基本的に、私は最初行くつもりはなかったのですけれども、私の妻ということでお誘いを受けて、参加するということになって、なかなか本人も大勢の人の前でじょう舌に話すということがなかなか経験もないので大変だということで、私も応援するというかたちで行きました。あれは公務ではないですね。自分で運転して行きましたので。何というか、県庁の仕事ではなくて、呼ばれたので、うちの妻の立場はそういう意味では個人、私人という立場で参加をさせていただいています。これからもそういう活動をするのかということですが、本人の意向は、できることならなるべく公の、大勢の皆さんの前で話すようなことはやりたくないと言っていますので、そういう部分は私としては尊重したいと思っています。それから、家族の状況については、現時点では変わってはいません。
日本放送協会(NHK) 梅本一成 氏
地震の関係でですね、今のとこまだ被害の報告とかはないということなのですけれども、もし仮に被害とかあった場合に、今後、対策本部の設置などの可能性について聞かせていただければ。
長野県知事 阿部守一
現時点で把握している限りではないということなので、もちろん今後の状況次第で、長野県内における災害の発生状況に応じた対応は行っていきたいと思います。
日本放送協会(NHK) 梅本一成 氏
分かりました。ありがとうございます。
長野県知事 阿部守一
どうもありがとうございました。
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